契約途中解雇は違反

日本共産党の
小池晃議員は12月2日の
参院厚生労働委員会で
いすゞ自動車が1,400人
の期間・派遣労働者を
契約途中で解雇する事は
有期雇用の中途解約を
規制する労働契約法に
違反すると追及し
違法解雇撤回を
指導せよと求めました。

舛添要一厚労相は
個別企業への対応は
明らかにできないと
しながらも
「調査も含め、必要な
指示をきちんと
与えたい」と答えました

やむを得ない事由でない

小池氏は、有期雇用の
中途解約については
労働契約法17条1項で
倒産の危機など

「やむを得ない事由」
以外は禁止されていると
指摘しました。

金子順一労働基準局長は
正社員を解雇する
場合より

「限定的に解釈される
べきもの」と答弁。

小池氏が
「満たさないと法違反に
なるのか」とただすと

「ご指摘のことも
ありうる」とのべました

年の暮れに放り出すとは

小池氏は
「千人を超える雇用契約
を破り捨て年の
暮れに放り出す。

こんなひどいことが
許されるのか」と強調。

舛添厚労相は
「法の精神にもとづいて
対応する」
「派遣先が関連企業に
再就職先を見つける。
そういうことをきちんと
やるべきだ」とのべ
指導していくと
表明しました

過去最高実績更新

いすゞ会長は
11月の社内報で
「増収増益で毎年
過去最高実績を更新する
好調な状態を
続けてきた」と

のべており
減益とはいえ600億円
もの経常利益を見込み
株主配当を17億円も
増やす計画です。

小池氏がこの事実を
あげて
「これで『やむを
得ない事由』があると
言えるわけがない。

『違法解雇をやめよ』と
いうべきだ」と迫ると

舛添厚労相は
「調査し、必要な改善策
をとりたい」
とのべました。

社会的責任を果すべき

小池氏は、大企業に
再就職あっせんや住居と
生活保障など
社会的責任を
果たさせるよう要求。

舛添厚労相は
「再就職斡旋をきちんと
やるよう申し上げたい。
住居をどうするかも
検討している」と
答えました。

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