二大政党悪政競い合い

共産党の躍進に危機感を
抱いた財界は、
「二大政党」の仕組みを
つくりあげようと
直接乗出します。
それが03年の総選挙です

旧民主党と自由党が合併
「自民か民主か」の
大キャンペーンを展開、
日本経団連の
「政策要求」を並べて、
それへの賛同の度合いに
よって献金額を決める、
政党買収の仕組も
導入されました。

この選挙は、両党が
ともに「消費税増税」と
「憲法改定」を主張し、
財界の手のひらで
「悪政を競い合う」
ものでした。

自公政権打倒の立場無く

当時の民主党の
「マニフェスト」には
「自公政権打倒」という
立場はなく、つぎの
主張がのべられます。

「政権交代が実現すれば
本格的な二大政党時代に
突入します。

そして、自民党も
自己改革を迫られ、
日本の政党政治も
21世紀にふさわしいもの
に本格的に脱皮して
いくでしょう」

国民との矛盾は深刻に

あくまで目標は、
「政権交代可能な
二大政党制をつくる」と
いうところにあり、
自民党は打倒の対象と
いうよりも、
「二大政党」の一翼を
担うパートナーとして
位置付けられています。

しかし、自民党政治と
国民との矛盾は深刻に
なっていきます。

こうしたやり方では
やっていけない段階に、
日本の政治は
進む事になります。

■見放された自公政権
◆党創立87周年記念講演