自民か、非自民かの選択

リクルート事件、
ゼネコン疑惑など、
金権腐敗事件が続発し、
自民党は腐りきった姿
をあらわにしました。

自民党勢力の一部が、
自民党を割って出て、
社会党、公明党、
民社党などと
「非自民」連合を作り、

「自民か、非自民か」と
いうまやかしの「選択」
を国民に迫りました。

私自身にとっては、
この総選挙が初めて
候補者としてたたかった
国政選挙で、旧千葉1区
でのたたかいでしたが、
激しい逆風のうえに、
知名度もなく、
マスコミの事前予測で
「当選は絶望」と
いわれる中、皆さんの
力でようやく押上げて
頂いた思い出
深い選挙です。

政党の離合集散の繰返し

「非自民」政権が、
宣言したのは、
「基本政策はこれまでの
政策を継承する」――
自民党政治の継承を公然
とうたう事でありました

現実に実行したことは、
小選挙区制・政党助成金
の導入、米輸入の自由化
消費税増税の計画を
夜中に突然打ち出す等、
自民党以上に自民党的な
悪政でありました。

「非自民政権」は国民の
批判をあび、内部矛盾も
表面化して瓦解します。

その後、新進党の結成等
「二大政党」を作ろうと
いう動きは続きましたが
ことごとく失敗し、
政党の離合集散が
繰り返されました。

筋を貫く日本共産党躍進

筋を貫く日本共産党への
信頼と共感が急速に
広がり、90年代後半の
一連の国政選挙で
日本共産党は大躍進を
とげました。

96年の総選挙で726万票
98年の参院選では
820万票と空前の躍進が
つづきました。

国民の立場にたって筋を
貫く事がどんなに大切か
そのことを一連の躍進は
示したと考ます。

■2003年総選挙
◆党創立87周年記念講演