小選挙区制の導入

第三の時期は、
1993年から今日に続く
時期――「二大政党」
づくりとの闘いの
時期であります。

この企ては、
財界が主導し、
小選挙区制の導入と
一体にすすめられました

支配勢力の狙いは、
端的にいえば
次の二つでありました。

自民延命と共産党抹殺

一つは、
同じ自民党政治の土台の
上で、「二大政党」に
よる政権交代を行なう
体制をつくりあげ、
この体制のもとで
悪政を競い合わせ、
自民党政治の延命を
はかることであります。

いま一つは、
小選挙区制の導入と、
「二大政党」以外は
選択肢の外におくという
キャンペーンの
両方によって、
日本共産党の活動と
存在を日本の政界から
締め出し、あわよくば
抹殺する事であります。

「二大政党」づくりの
動きは、自民党政治の
行き詰まり・衰退の
進行とともに、姿形を
変えている事が
よくわかります。

■1993年総選挙
◆党創立87周年記念講演