第一の時期は、
保守対革新の対立 の時代です。 保守陣営を統一した 自由民主党が長期に 政権をにぎり、 野党では社会党が 「代表」という政治構図 から始まりました。 この体制は、表舞台では 激しい論戦が行なわれ ましたが、裏舞台では 密室・なれあい政治が 実態でした。
それを打破ったのが、
1960年後半から 70年代前半にかけての 日本共産党の国政選挙で の連続躍進でした。 1972年の総選挙で 日本共産党・革新共同が 40議席に躍進しますと、 「夜の政治」が不可能に なったという事でした。 それまでは野党の幹部を 赤坂の料亭に呼んで話を つけるというのが自民党 の国会対策でしたが、 それができなくなった。
地方では、革新自治体が
■オール与党政治の時期全国に広がり、そこに 暮らす人口は、日本の 総人口の約43%にも 達しました。 地方から始まった 革新統一戦線の運動が、 国政にもおよび、 日本共産党と 日本社会党との党首間で 3回にわたって 革新統一戦線をめぐる 合意が結ばれるました。 これらは、支配勢力に 体制の危機にもつうじる 衝撃をあたえました。 |