もっと伸ばしたかった

全国の仲間から、
現有議席を確保した事の
喜びとともに、
もっと伸ばしたかった」
「議席を伸ばせなくて
悔しい」との思いも
寄せられています。

私達も同じ思いです。
私達が掲げた目標に
及ばなかった事は
事実であり、もとより
この結果に安住する
ものではありません。

ここで強調したいのは
この総選挙が、私達が
実力をつける途上での
選挙だったという
事であります。

07年参院選の教訓生かし

07年の参議院選挙から
教訓を引き出した07年
9月の第5回中央委員会
総会以降、私達は
雇用問題、平和問題を
はじめ、国民要求に
もとづく運動を
あらゆる分野で豊かに
発展させる先頭に
たちました。

「綱領を語り、日本の
前途を語り合う大運動」
にとりくみ、「集い」
はのべ90万人の人々が
参加する空前の規模に
発展しました。

「しんぶん赤旗」の
読者を増やす努力
とともに、新しい
党員を迎える取組みを
強め、この2年間に
入党した党員は
2万1700人に達し、
党員数を22カ月連続
前進させて総選挙を
たたかいました。

これら全ての努力が
善戦・健闘の力に
なったことは
疑いありません。

党の果たすべき役割大

同時に、「この努力の
到達点はまだ初歩的
であり、前進の途上に
あります」。

今度の選挙で奮闘された
みなさんは、本当に
素晴らしい頑張りを
されたと思います。

しかし私たちの自力は
まだ足りません。

私は、次の国政選挙での
勝利を展望した場合に、
ここにこそ私たちが
総選挙から引き出すべき
最大の教訓があると
考えるものです。

新しい政治情勢のもとで
日本共産党の果たすべき
役割は、ますます大きく
なるでしょう。

私たちはその役割を
担うにふさわしい、
強く大きな日本共産党を
建設する決意を新たに
するものであります。

そのためのご協力を
心からお願い致します。

■政治史の三つの時期
◆党創立87周年記念講演