自公愛想つき・民主不安

第二は、国民がくだした
のは「自公政権ノー」の
審判で「民主党イエス」
の審判とはいえないと
いう事です。

「さよなら」という
審判はくだしましたが、
「こんにちは」という
審判はくだしていない
のであります。

朝日新聞の選挙後の
世論調査では、
民主党の大勝は、

「有権者が民主党の
政策を支持した事が、
大きな理由だと
思いますか」という
問いに、

「そう思う」と
答えた人が38%、
「そうは思わない」と
答えた人が5.2%と
過半数に達しました。

民主党の配偶者控除廃止
等庶民増税と抱合わせの
子ども手当に対しては、

賛成が31%、
反対が49%です。

税金を使っての高速道路
の無料化には、

賛成が20%、
反対が65%です。

財源論については、
選挙中の世論調査で
8割の人々が「不安」と
答えています。

「自公に愛想がつきた。
民主党に期待してみたい
しかし不安
がたくさんある」。

これが国民の皆さんの
気持ちでは
ないでしょうか。

国民の声に耳を傾けよ

選挙結果を受けて、
鳩山代表が次のように
述べた事を、私は、
率直な態度表明として、
注目しています。

「私は、単純に民主党の
勝利と捉えておりません

国民の政治への
不信感、従来型の政治・
行政への失望と怒りが、
高い投票率となって
現れたのだと思います」

私は、政権を担う
民主党が、数の力に
おごることなく、
国民の声に耳を傾けた
政権運営を行う事を
強く求めるものです。

二つの政治悪抜け出せ

国民の暮らしと平和に
かかわる様々な問題を
根本から解決しようと
すれば、日本の政治は、
「財界中心」
「軍事同盟中心」という
「二つの政治悪」から
抜け出し、

「国民こそ主人公」の
新しい日本に進む事が
どうしても必要と
なってくるでしょう。

新しい政治への探求は、
そこまで進む必然性が
あります。

みなさん。
ここに確信をもって
進もうではありませんか

■試練の選挙について
◆87年記念講演