3人が相次いで入党

近畿の大手製造業の
ある職場で
5月24日と25日に、
「派遣切り」
「期間工切り」と
たたかっている
労働者3人が相次いで
入党しました。

地元の党議員の
Tさんに相談を
寄せてから2カ月、
他の派遣労働者や
期間労働者とともに
労働組合を結成

ビラがきっかけに

3人が党と出あう
きっかけとなったのは
3月下旬にT議員が
工場門前で
配布したビラでした。

工場ではすでに数百人の
派遣・期間労働者が
期間満了を理由に
雇い止めを通告
されていました。

「違法な『派遣切り』を
やめさせ、
雇用を守ろう」。

こう訴えるビラを
受け取った30代の
派遣労働者のAさんが
3日後に、

「月末には会社の寮を
出なければならない。
住むところもなく、
食べることも心配だ」と
相談を寄せました。

昨年夏でも、残業が
なければ手取りは
月20万円弱。

妻子への仕送りを除くと
手元には
10万円も残らず、
貯金などできなかったと
言います。

苦しんでいる人と

翌日、T議員に誘われて
参加した「一日派遣村」
で、Aさんは
県労連役員から、
全国で派遣労働者が
労働組合を結成し雇用を
守ろうととりくんでいる
ことを聞き、
こう激励されました。

「苦しんでいるのは
あんただけじゃない。
あんたが立ち上がって、
同じように苦しんでいる
人と組合を作らないか」

AさんはT議員と相談し
2週間後に地元支部の
主催で電話労働相談会や
労働・生活相談会を
開きました。

■たたかうしかない