「砂糖の種類」
−含蜜糖−
1)黒 糖
黒砂糖の事.未精製なので,ビタミンや無機質などを含み、栄養的には優れている。
2)赤 糖
遠心分離機にかけずに、旧式な方法で糖蜜を除いたもので、なお多くの糖蜜が含まれている。赤色である。
3)白下糖
白といっても、黄褐色で、小さな砂糖結晶が混ざった半流動体のものである。
4)再生糖
糖蜜分離の不完全な品質の劣る含蜜糖である。或は分蜜糖に糖蜜を適当に加えて、加熱したもの。
−分蜜糖−
1)車 糖
一般に使われている砂糖で、白い粉状でややしっとりしている。(soft.suger)
上白糖は真っ白で結晶が細かい。砂糖どうしがくっつきやすいのでビスコ(転化糖)を1〜2%混ぜてある。
転化糖とは果糖、ぶどう糖に砂糖を加水分解したもの。砂糖が再結晶しにくい。

−−砂糖の性質−−
1)結晶しやすい。
2)加熱により変化を受けやすい。
3)溶解度が大である。
4)酸にあって化学変化を起こしやすい。
101゜C 細い糸状
105゜C 太い糸状
110゜C 滑らかな状態(シロップ用)
113゜C 羽毛状となる。
112〜115゜C 柔らかい玉となる。
117゜C フォンダンを作る。
119〜120゜C 少し硬い玉となる(キャラメルを作る)
129〜130゜C 硬い玉となる。
144〜149゜C 割れる状態。
149〜155゜C 硬く割れる状態。
160゜C以上 カラメル化して淡黄ー>黄金色ー>黒褐色
   沸 点
 糖分 50% 水分50% 102゜C
 糖分 90% 水分10% 120゜C
 糖分 96% 水分 4% 140゜C
水分が少ないほど沸点は高くなり早く煮詰まる。
煮詰めるときには水を先にいれ、後に砂糖を入れる。
*防腐作用
糖分40%以上になると効力を発揮。
*溶解度
20゜C水で67%が溶ける。
双目糖
結晶が大きく純度が高い。
A双 B双 黄双
グラニュー糖
99。4から99。8%
粉砂糖
双目糖を細かく粉砕したもの。
非常に溶けやすい。 ベタ付きを防ぐためコーンスターチを3ー5%程混ぜている。
角砂糖
グラニュー糖に糖液を少量入れて、型に詰め成形加熱して乾燥したもの。
氷砂糖
50゜Cに加熱して14日間位放置して割ったもの。