平成17年結婚を機に長崎に来ました。高齢者福祉施設(デイサービス、デイケア等)で働いてきました。お花見やちょっとしたドライブの行事を計画するときは、多目的トイレや洋式便器のあるトイレを意識してコースを組み立ててきました。
 翌年に息子が産まれ、1歳半頃から2人で外出するようになりました。当時の長崎市では父親が幼児のオムツ(パンツ)を交換することは容易ではありませんでした。行政に尋ねても、ベビーベットがどこに設置されているのか把握されていませんでした。
 それならベビーベット、ベビーチェアさらにオストメイトの設備がどこの公衆トイレに行けば設置されているのか自分で調査してみようと思い、平成20年から活動しています。
 旧長崎市から始まり、合併した現在の長崎市、そして諫早市に引越した事で長崎県の南部まで拡大しました。
 そして平成25年体調を崩し、リハビリ生活を体験しました。ここで多目的トイレの手すりがどのように設置されているかで、利用できる方、利用できない方がいる事を身をもって知りました。
 平成26年からは手すりの情報を載せて、さらに必要な情報も載せていこうと思っています。

 私の体験が基になっていますが、誰もが気になっている問題ではないでしょうか?「観光立県・長崎」とは言っても、地図や観光ガイド、パンフレットにあるのは多目的トイレと一般トイレの区別があるぐらい。
 私はもう一歩踏み込んでそこのトイレの設備にまで着目しました。新米のパパやママ、車いすを利用されている方、高齢者の方、その介護をされている方さらに観光で訪れた方々、たくさんの人に利用して頂けたらありがたいです。
 そして一人でも多くの方にメール会員になって頂きたいです。例えば公園が再整備され、新しくトイレが設置されたとか、あそこの公園にはまだ別のトイレが設置してあるとか、私の情報に間違いがあったとか、そのような情報を教えて頂き定期的に更新して皆さんと一緒に情報を共有していきたいと思っています。

 最後にたくさんのトイレを調べる中で多くの人が関わっていることを知りました。市から委託を受けている業者の方、シルバー人材センターの方、地域の自治会の方やボランティアの方が定期的に掃除・清掃をされていることで誰でも気持ちよく利用できるように努められている事を知りました。この方々のお陰でいつでも気持ちよく利用できているのです。
 あなたも一緒になって掃除をしてくださいとは言いませんが、せめて次の人にも気持ちよく利用できるように最低限のマナーだけは守っていきましょう。よろしくお願いします。
(平成26年1月改訂掲載)