5・3憲法集会2013

 憲法記念日の3日、「5・3憲法集会2013」が日比谷公会堂で開かれました。
「生かそう憲法 輝け9条 憲法改悪を許さず、今こそ平和といのちを尊重する社会へ」と題する集会アピールを採択。
3500人が参加し、「96条改定ゆるすな 安倍首相は憲法を守れ」と書いたプラカードなどを掲げて銀座パレードしました。

真剣に、笑い交え

 環境ジャーナリストのアイリーン・美緒子・スミスさんが、「平和と民主主義を守るため、声を上げることが大切だ」とスピーチしました。
前沖縄弁護士会会長の加藤裕さんは、「沖縄と全国が一丸となって、オスプレイ配備撤回や辺野古新基地建設反対のたたかいを続けよう」。

 漫才の「おしどりマコ・ケン」が「夕飯のおかずは何にしようと考えるのと同じくらい、憲法や政治のことを考えよう」とコントで呼びかけ、会場の笑いを誘いました。


志位委員長スピーチ

 日本共産党委員長の志位和夫氏は、改憲派自らつくりだしている三つの矛盾を解明し、「その弱点を攻めるたたかいが大切だ」とよびかけました。

 第一の矛盾は、改憲派が改憲手続きを緩和する96条改定を9条改定の突破口に押し出したことで逆に9条改定の是非をこえて、96条改定に多くの人たちの批判を広げる結果となっている。

 第二の矛盾は、自民党が発表した改憲案そのものです。
「国防軍」を創設し、基本的人権を否定する時代逆行の内容であるため、多くの人たちの不安と批判を広げている。

 第三の矛盾は、安倍首相自ら真榊を靖国神社に奉納し、麻生副総理ら4閣僚が参拝、安倍政権が過去の侵略戦争と植民地支配を肯定・美化する歴史逆行の本性をむきだしにしている。

 志位氏が、「安倍内閣の改憲の暴走は、みずから矛盾と破たんをつくりだしている。
その弱点を徹底的に突いて、暴走を、世論と運動で孤立させるために力をつくそう」と訴えました。


13年5月4日
赤旗日刊紙要約

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