しかしこれをどう見るかである。 多数の国民が自民党を支持しているわけではない。 比例で見ると、自民党は前回から2議席しか増えていない。 小選挙区での勝利である。
大量の死票が生まれ、大政党に有利な選挙制度の弊害である。 たくさんの政党が乱立して、国民の関心が高まるかと思いきや、投票率は低かった。 このような選挙が繰り返されると、国民の政治不信が募る一方で、民主主義の危機に陥るのではないか。
しかし、自公以外の多くが議席を減らす中、よくぞ8議席に踏みとどまったと思う。 宝のような8議席に希望を託したい。 対話の中で、共産党への予断と偏見が多いことを知らされた。 共産党の提案や活動の姿をもっと知ってもらうため、今から参議院選に向け一歩を踏み出さねばならない。 2012年12月21日 日刊紙掲載 |