宝の8議席に
希望託したい
福岡・宗像市
高橋 毅(73歳)
小選挙区制の弊害

 選挙結果は、自民圧勝に終わった。
しかしこれをどう見るかである。
多数の国民が自民党を支持しているわけではない。

比例で見ると、自民党は前回から2議席しか増えていない。
小選挙区での勝利である。

政治不信が募り
民主主義の危機

 数百票の差でも2位以下の候補者は切り捨てられる。
大量の死票が生まれ、大政党に有利な選挙制度の弊害である。   
たくさんの政党が乱立して、国民の関心が高まるかと思いきや、投票率は低かった。

 このような選挙が繰り返されると、国民の政治不信が募る一方で、民主主義の危機に陥るのではないか。

宝の8議席に希望を

 倍増を目指していた共産党が8議席に終わったのは、残念でならない。
しかし、自公以外の多くが議席を減らす中、よくぞ8議席に踏みとどまったと思う。
宝のような8議席に希望を託したい。

 対話の中で、共産党への予断と偏見が多いことを知らされた。
共産党の提案や活動の姿をもっと知ってもらうため、今から参議院選に向け一歩を踏み出さねばならない。


2012年12月21日
日刊紙掲載