議会が無駄?
砦ではないか
福岡・宗像市
高橋 毅(73歳)
府市統合本部は
独裁に有効な手法

 「何が無駄かといえば府議会、市議会。
これほど無駄なことはない」
とは橋下大阪市長の発言。
「府市統合本部」をつくり、橋下市長の鶴の一声ですべてが決まる仕組みという。
なるほど、橋下独裁を進めるには、最も有効な手法であろう。
だが、「維新の会」府議も「議会で議論していくべきことが、統合本部の段階で決まってしまっている」と不満を感じているという。

少数政党の質問が
国民救った事実

 少数政党といえども、私達は、有権者が託した議論を期待しているのだ。
貴重な質問時間の1分2分を有権者は、固唾を呑んで見守っている。
少数政党の質問で、「やらせ」や外交密約等が暴露され、国民を救ってきた事実がある。    

民主主義の砦を
強くしよう

 民主主義の砦としての議会を守りたい。
少数議席を1議席でも2議席でも、増やして質問時間が増えるよう頑張りたい。
ビラ入れも頑張っている。
二大政党の行詰まりによる国民の閉塞感に乗じて、「維新の会」の悪行を全国に広げさせるわけにはいかない。
少数でも健全な野党がある事を知らせたい。


2012年7月15日
日刊紙掲載

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