値上案提出できず

市長は、9月議会で国民健康保険税の値上げを示唆していましたが、12月議会には「値上げ条例案」は提出しませんでした。
植木質問に対し、「3月議会で議論したい」と答弁しました。

 今回値上げが見送られたのは、
@自営業者・漁業者・年金生活者の負担が重く、一気に値上げできない
A国保審議会で十分議論されていない。
B値上げ反対の運動があった。
等のことが考えられます。


真の社会保障を

 地方自治体への国の負担が減らされ、半分になったことが、各自治体の国保会計を厳しくしています。

 国保は、所得の低い人ほど税が重くなっています。

 年収が0〜199万円の人は、収入の半分以上の53.13%もの国保税を納めなければなりません。
一方、年収400万円以上の人は、収入の5.61%の負担で済みます。
宗像市には、所得が0〜199万円の世帯が76.8%を占めています。

ですから、国保の加入者の負担が重く、市としても、運営が厳しくなっているのです。

この解決には、
@一般会計からの法定外繰入
A根本的には国の負担率をあげる

健康保険は、相互扶助でなく、国や自治体の社会保障として、憲法25条の「最低限度の文化的生活が」保障される社会つくりに取組まねばなりません。
 その為には、署名活動や対話により、みんなの意識を変え、運動を強めねばなりません。

県内の他市は法定外
繰入で負担軽減実施

 市は、平成14年度から国保税を据え置いてきましたが、加入者への負担を軽減する一般会計からの法定外繰入れは行っていません。

県内のほかの自治体では同でしょうか?(百万円)

平成17年 21年
宗像市   0   0
古賀市  135  92
福津市   60  172
春日市  690  411
大野城市 368  234

宗像市は17年から21年までゼロです。
他市のように、一般会計から法定外繰入を行えば、国保税の値上げをしないで
すみます。

◆市民アンケート
◆12年2月号
◆こんにちは植木