社会の夜明けへ向け

 いま国民の中に起こっている変化は、広く深いものであり、それは希望ある変化であります。
しかし、自動的には社会の変革にはつながりません。
日本共産党を大きくしてこそ、現実のものになってまいります。
「歴史的前夜」と申しました。
自然の夜明けは寝ていてもやってきますが、
社会の夜明けはみんなで力をあわさなければやってまいりません。

 私の話に共感していただいた方は、日本共産党に入党していただきたいと思います。

 「しんぶん赤旗」のご購読もお願いします。
外国特派員協会の講演のさいに、
「どうして『しんぶん赤旗』はあんなスクープができるのか」
という質問もあったんです。
私は、草の根で国民の信頼を得ているからですとお答えしました。

見えてくる新日本

 みなさん。
 日本共産党員としての生き方は、出世や栄達とは無縁かもしれません。
共産党に入ってお金がもうかることもありません。

しかし、みなさん。
不当な圧迫に屈せず、
自らの良心と信念を貫く生き方にこそ、
ほんとうに人間らしい生き方があり、
生きるにたる人生があり、
その中にこそ人間の真の幸福があると、
私は信じるものであります。

 日本は、大震災と原発事故という危機のさなかにありますが、ともに手を携えてこの危機をのりこえるならば、
その先には必ずや新しい日本が見えてくるでしょう。

この大仕事を日本共産党員としてともにとりくもうではありませんか。

◆89周年講演
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