政治のウソ明るみに

 私は、政府にたいして、最悪の事態も想定し、収束のためにすべてのことを、責任をもって実行することを強く求めるものであります

 国民の命と健康を守るためのあらゆる手だてをとるとともに、被害者にたいするすみやかな全面賠償をおこなうことを、政府と東京電力に強く求めます。

 国民の意識に劇的な変化が起こっています。
どの世論調査でも、国民の7割から8割は、原発の縮小・廃止を求めています。
「原発安全神話」は、根底から崩れつつあります。
原発をめぐる「政治のウソ」が明るみにだされるもとで、「真実を知りたい」という動きが広がり、それは、これまで原発の危険性を批判しつづけてきた日本共産党への新たな注目になっています。

 不破哲三社会科学研究所所長が、
「綱領・古典の連続教室」でおこなった講義
――「『科学の目』で原発災害を考える」の
パンフレットが大反響であります。



新しい響きあい

 兵庫県医師会の「会報」で、6月1日におこなわれた理事会の様子が報じられています。
医師会の川島龍一会長の「あいさつ」を読みますと、
「私は共産党員ではありませんが」と断りながら、
「あいさつ」の3分の2は、不破さんの「パンフ」の紹介なんですね。
正確かつ詳細な紹介になっています。
川島会長は「あいさつ」の最後に、
「医師会を挙げて、根本的に原発問題というのをしっかり考え直さなければいけない」と訴えておられます。
川島会長は、兵庫県医師連盟の総会の「あいさつ」で、
「ある野党は原発反対を一貫して主張しつづけてきた。
我々はイデオロギーの違いを理由に意見を聞いてこなかった。
その反省に立って、これからは党派を超えて交流し、我々の医療理念を提言していきたい」と語っておられます。

 「安全神話」が崩れてみますと、これまで視野に入っていなかった日本共産党が、誰よりも正論をのべていた。
ここでも新しい響きあいが起こっているではありませんか。



◆政治動かした国民
◆89周年講演