大震災と原発事故

 私たちは、今年の党創立記念日を、
戦後最悪の大震災と原発事故のもとで迎えました。

 被災から5カ月近くがたち、漁業と魚市場の再開など、被災地のみなさんの懸命の努力で、復興にむけた息吹が各地で起こっています。

 いまなお9万人を超える方々が避難生活を余儀なくされ、先の見えない不安と苦しみのふちにおかれています。
福島原発事故は、なお収束の見通しがたたず、被害が全国に拡大する深刻な事態が続いています。

 私は、あらためて亡くなられた方々への深い哀悼の気持ちとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。

 被災されたすべての方々に、安心と希望のもてる生活が一日も早く訪れるように、
日本共産党は、
被災者支援、復旧・復興のとりくみに、ひきつづき党をあげて全力をつくす決意を表明するものです。

国民の大きな変化と
日本共産党との共鳴

 私が、今日お話ししたいのは、
3月11日を契機に、
国民のみなさんのなかに政治や社会への見方、生き方にたいする大きな変化が起こりつつあるということです。
そして、この変化が、戦後最悪のこの大災害にたいして
「国民の苦難を軽減し安全を守る」
という立党の精神で立ち向かう日本共産党の奮闘と共鳴しあい、
新しい共同が広がっているということであります。


◆社会的連帯の広がり
◆89周年講演