7・2緊急行動
東京・明治公園

「原発ゼロ」をめざし全国で大運動をおこそうと2日、東京・明治公園で開かれた7・2緊急行動(同実行委員会主催)。

実行委員会が「集会参加者は2万人以上となりました」と発表。
東京電力福島第1原発の事故後、最大級の集会となりました。

全国で草の根の運動を

「東京電力、国は海、空、大地を放射能汚染した責任を認め全面賠償せよ!」などスローガンが掲げられたステージでメーン集会が行われました。

呼びかけ人を代表して伊東達也さん(原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員)が
「国策によってもたらされた苦しみ、悩み、怒りを共有し、全国各地で草の根の運動に立ち上がろうではありませんか」と訴えると、
会場から「そうだ!」といっせいに呼応する声があがりました。

■全国から駆けつけ
安全な原発などない

来賓あいさつに立った日本共産党の志位和夫委員長は、
「安全な原発などありません。
世界有数の地震大国日本においては、ますますもってそんな原発はありえません。
危険をなくす方法はただひとつ。
原発をなくすしかない」

「『原発からの撤退』の一点で力をあわせ、それを強く政府にせまっていこうじゃありませんか」と、呼びかけました。

 福島瑞穂社民党党首、イタリア労働総同盟のメッセージが読み上げられました。


■志位委員長のあいさつ
インターネットで中継

集会は、「今日を契機に、『原発ゼロ』をめざす大運動を開始しましょう。この場に集まった私たちが、大運動の先頭に立ちましょう」とするアピールを採択。
終了後、プラカードやブース企画でつくったグッズなどを持ち、都内をパレードしました。

 メーン集会に先立ち約30のブースで、原発ゼロをめざす行動・運動の交流会、学習会、自然エネルギーの展示会などの企画が開催されました。

 この日の行動は、JCJ(日本ジャーナリスト会議)によりインターネットで中継されました。

11年7月3日 
赤旗日刊紙要約

◆核廃絶と原発