提言踏まえ相談を

 吉井氏は、
 全国の研究者や技術者が情報不足で提言したくてもできないという声があがっていることを紹介し、
「研究者番号を伝えて意見を聞かせてもらえる受付部門をつくり、
 原発危機からの脱却へ日本の英知を総結集すべきだ」と提起しました。

 枝野官房長官は、
「おっしゃる通り、さまざまな専門家の英知を結集することが大事だ。
ご提言も踏まえて関係当局と相談したい」と
応じました。

 吉井氏は
「国も電力会社も原子力安全委員会もみんな
『原発安全神話』を信仰し、
“原発利益共同体”を築き、
情報公開しないで、
国民の安全より企業利益第一に走った。

思い込みと秘密主義こそが重大な事態をもたらした要因だ」と
締めくくりました。