三つの注目点

私は、4月5日の
プラハでのオバマ演説を
三つの点に注目して
読みました。

一つは
米国が核兵器廃絶を
国家目標とすると初めて
公式にのべている事です

二つは
広島・長崎への原爆投下
が、人類的道義に
かかわる問題だと
初めて表明し、
その立場から行動する
責任について語っている
事です。

三つは
「核兵器のない世界」に
むけて諸国民に協力を
呼びかけている事で
あります。

私は、オバマ大統領の
これらの一連の言明は、
心から歓迎する
ものであります。

同意出来ない部分も伝え

私は、4月28日、
アメリカ大使館を
訪問しズムワルト
臨時代理大使に
オバマ大統領に
具体的行動を要請する
書簡を手渡しました。

私の歓迎の気持ちを
伝えるとともに、
「同意できないこと」も
率直にのべました。

大統領が「核兵器のない
世界」の実現は、
「私の生きているうちに
は無理だろう」といって
いることです。

被爆国・日本から声を

私が「同意できない」
といったのは、
理由があります。

交渉の開始、合意、実行
までには時間がかかるか
もしれませんが、取組む
前から「生きているうち
には無理」というのは、
気が早いのでは
ないでしょうか。

すぐにでもできる事が
あります。米国大統領
として核兵器廃絶を正面
の主題にした国際交渉を
呼びかけ、交渉を開始
することです。

大統領のイニシアチブで
国際条約締結を目指して
国際交渉を始めてほしい
とを強く要請しました。

アメリカに変化を促した
根本の力は何でしょうか

私は、それは平和を願う
世界諸国民の戦いだと
思います。

唯一の被爆国・日本で、
「核兵器廃絶をめざす
国際交渉を開始せよ」の
声を広げようでは
ありませんか。

■9条に込められた願い