戦争が人間を鬼畜同然に

「戦争は人間を
鬼畜同然にする」

さいたま市在住の
旧日本軍の元憲兵

市川一郎さん(84)は
そうつぶやきました。

1943年に徴兵された
市川さんは、
翌年旧満州の新京で
関東軍憲兵隊学校に
入りました。

3ヶ月訓練を受けて卒業
チチハル隊傘下の
白城子分隊で憲兵の
上等兵として着任。

『慰安婦』係で兵隊監視

憲兵隊で所属は庶務。
庶務が担当していたのは
「慰安婦」係りでした。

白城子で発行する
「慰安婦」相手に必要な
「証明書」は

兵隊は黒
下士官は青
将校は赤
と色分けされました

軍の監視、管理下明らか

「同じ『慰安婦』に
頻繁に通う兵隊は
いないかをチェックし
情報の漏洩を監視
するのが任務だった」
と言います。

名前、本籍、年齢等
全て憲兵隊に
申告されていました。

「『慰安婦』は明らかに
軍の監視、管理の下に
ありました。

証拠残さぬ捕虜水責め

中国人や朝鮮人捕虜に
対する拷問に立ち会う
こともありました。

捕虜を殺害した
こともありました。

憲兵隊の拷問方法は
水責めです。

「手をかけた」という
証拠を残さない為でした

手足と胴体を縛り
捕虜を仰向けにする

顔面にシャワーのような
カランで水を浴びせます。

「息ができないほど
水を飲ませる。
腹がパンパンになるまで

5分もすると苦しむ。
自白するまで
続けるんです」

白状を拒み無念の死を
遂げた人たち。

「私は天皇制の
番犬でした」


■鬼畜同然です

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