主人公は子どもたち

 日本共産党大阪府委員会は4月17日、教育改革提言「教育の主人公は子どもたち―みんなで力をあわせて、子どもを人間として大切にする教育を」を発表し、「ぜひご意見をお寄せください」と対話をすすめています。

 提言では府「教育基本条例」「職員基本条例」の撤廃と条例案の廃案を要求。
教育をよくするために六つの提案を行っています。

六つの提案

 一つ目は、「2条例」の具体化をやめ、「教育振興基本計画」を、少人数学級や学校耐震化など教育条件整備の計画とし、教育内容への介入を行わせない。

 公立高校の学区廃止や府立高校つぶし、小中学校の学校選択制の導入や各校の学力テスト平均点の公開はやめさせます。

 二つ目は、すべての子どもに学力を保障することです。

 授業をする先生が長期に配置できない異常事態を緊急に是正し、正規教員を増やす。
授業についていけない子を丁寧にみる教員配置、小中学校の35人学級も早く完成。

 三つ目は、経済的な理由で学業を断念する子どもがでないように、高校授業料無償化の継続、大阪版「給付制奨学金制度」の創設。

 四つ目は、子どもを真ん中に保護者、教職員らが力をあわせる、風通しのいい学校改革をすすめる。

 五つ目は、教育委員会制度の改革です。

 教育委員は選挙で選び、子ども・教育関係者で構成する教育会議設置。

 六つ目は、「日の丸・君が代」を強制しない。

子供の為の卒業式

 卒業式が子どものために営まれるよう、

(1)国旗・国歌をどう扱うかは各学校で決める、
(2)国歌斉唱を決めた場合も強制でなく
「歌わない自由」を保障する、の二つのルールを憲法の立場から提案しています。


12年5月11日
日刊紙要約

◆橋本改革と教育
◆今日は植木