科学的社会主義の党

 第三に強調したいのは、量とともに質を――「革命政党らしい党づくり」への特別の努力をはらう事であります。

 私たちは、「米国・財界中心」の政治から、「国民が主人公」の新しい日本への根本的変革――民主主義革命をすすめるという志をもった政党であります。
さまざまな政党があり、「革命」という言葉を簡単に使う政党もありますが、「米国・財界中心」という政治の根幹を変革する志を持つ政党――真の意味で「革命政党」といえる政党は、日本共産党をおいてほかにありません。

 わが党の90年の歴史は、日本に科学的社会主義の立場にたつ「革命政党」が誕生し、幾多の困難をへて発展し、日本社会に根を下ろしてきた歴史にほかなりません。

努力を強める年に

 みなさん。
この記念すべき年を、
綱領を学び、
歴史を学び、
決定で党をつくり、
「党生活確立の3原則」を実践し、
「革命政党」としての誇りと自覚を、党機関を先頭に、全支部、全党員のものにする努力を大いに強める年にしていこうではありませんか。

綱領・古典連続教室

 1年間続けた「綱領・古典の連続教室」が、大きな力を発揮しつつあります。
ある党支部では、受講を開始したころは、「マルクス・エンゲルスは一人の人だと思っていた」という声も出る状況だったそうですが、
「剰余価値」のからくりが分かって
「大企業はもうかって、もうかって、それでもなぜもうけようとするのかが分かった」となり、

「革命論」では、
「社会の多数が目的を理解してこそ、革命に勝利できる、そのための粘り強い活動が大事だ」という講義が感動的に受け止められ、
「やっぱり選挙で勝たんと」
「読者や党員をふやさな」と熱い議論となったと聞きました。

 「連続教室」を通じて、綱領が身近な指針となり、マルクス・エンゲルスが「友達」となり、学ぶことの喜び、楽しさが、全党に広がっている事は、党の発展にとって大きな収穫だと考えます。
「教室」を成功させるとともに、その成果を全党のものとする努力を強めたいと思います。


◆第3の躍進に向け
◆新しい歴史作ろう
◆歴史的岐路捉え
◆強く大きな党を
◆革命政党らしい党
◆12年旗開き