車の両輪の活動

第二に強調したいのは、「党勢拡大大運動」を飛躍させるカギは、一人ひとりの党員の日常的つながりを土台にしつつ、
「支部が主役」で、要求活動と党勢拡大の「車の両輪」の活動をおこなうことにあるということです。

 「大運動」のとりくみを通じて、私たちは素晴らしい経験をたくさん作りだしていますが、二つの経験を紹介したいと思います。


松戸市の地域党支部

 この地域は、原発事故の放射能被害で、「ホットスポット」とされた地域ですが、子どもたちを守ろうと、
市内の28のすべての地域党支部が、
200カ所をこえる公園、
3000をこえるポイントで放射線測定にとりくみました。

この取組みには、子育て中のお母さん、お父さん、町内会の役員、幼稚園や保育園関係者、周辺住民など、のべ3000人の方々が参加しました。
党支部の放射線測定のとりくみは、市を動かし、線量測定と除染の取組みがはじまりました。

党への信頼高まり

 この取組みを通じて、党への信頼が高まり、
5人の市民が入党し、
100人をこえる市民が「しんぶん赤旗」を新たに購読しています。
これは2人の幼子をもつ20代の母親から党に寄せられた手紙ですが、
「何度も希望をなくしそうになりましたが、力強い後押しのお陰で何度も力をいただきました。
どうお伝えしていいか分からない位感謝しています」との思いをつづっています。


教職員職場の党支部

 この党支部では、「教育研究サークル」の中心になって活動している党員が、「いい授業ができない」と悩む若い体育教師に、
「体育の学力とは何だろう」と問いかけて、
「体育の技術を教えるだけなら、町のスポーツスクールに行った方が教え方はうまい。
われわれが体育を通じて教えることは、
“できなかったこと”が“できるようになる”喜び、
フェアプレーの精神、
人と人との連帯の大切さ、
平和や民主主義の尊さではないか」、
こう語合い、深い信頼を得ています。

いい教育をしたい

 この活動をつうじて、この数年、毎年20代から30代の青年教師を党に迎え、「大運動」でも5人の青年教師を迎えています。
「いい教育をしたい」、それに寄り添い、こたえるなかで党づくりをしている経験が、全国各地で生まれている事は、たいへん重要です。

 日本共産党員の喜びとは何か。
世の中の役に立ったと実感できること、
人々の切実な願いにこたえる事ができたと実感できる事にあるのではないでしょうか。
そういう取組みのなかから、国民の党にたいする信頼が生まれ、党員と支部のなかに党への誇りが培われ、党勢拡大に実をむすぶ流れが作られていく。
「車の両輪」の活動を、すべての支部に定着させるまで、たゆみなく力をつくそうではありませんか

◆特別の努力を
◆新しい歴史作ろう
◆歴史的岐路捉え
◆強く大きな党を
◆革命政党らしい党