9/27(日)午後3時からマリンホール(2F中ホール)において、第5回となる石丁場のセミナーが開催されました。
今回の講師は国立歴史民博物館の「松田睦彦」先生。民俗学の視線から4つの視点で解き明かしてくれました。
1.当時の人々がこの石丁場で、どう活動し、どう生きていたのか?
2.砕石技術を考える(石を割るには三次元でイメージする)
3.石屋の文化を考える(石屋の古老の語りのビデオ)
4.遺跡の魅力を伝えるために
と題して、パワーポイントで目に見える講義をしてくれました。
石丁場で働いていた石工は全国の丁場を渡りあるいていたこと、高給とりであったが、その土地には永住し難い目で見られていたこと、最下級の作業員はカシキと呼ばれ、3年間は無給であったことなどのエピソードも面白く聞きました。