9/15、伊豆多賀駅でハギとオミナエシを見つけました。 春の七草をご存じの方は多いと思いますが、秋の七草を全部言える方は少ないのでは。 秋の七草の出典は山上憶良の「秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」でそうです。 1.ハギ(萩):「草かんむり」に「秋」と書く、まさに秋を代表する花の1つです。秋のお彼岸にお供えする「おはぎ」の名の由来にもなっています。 2.尾花:「すすき」の別名です。すすきの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来と言われています。 3.クズ(葛):葛湯、葛切り、葛餅など今でも親しみ深い植物の1つです。葛の根を乾燥させた「葛根(かっこん)」は民間治療薬として、風邪や胃腸不良などの際に用いられます。 4.ナデシコ(撫子):日本女性の清楚さを表現した「大和撫子」の「撫子」は、この花のことです。「枕草子」の中で、清少納言は撫子の美しさは草花の中で第1級品であるとしています。 5.オミナエシ(女郎花):名前の由来は、花の美しさが美女を圧倒するためという説があるほど、優雅で美しい花として古代の人に親しまれた花です。根と全草には解毒・鎮痛・利尿などの作用があります。 6.フジバカマ(藤袴):花の色が淡紫色で、弁の形が筒状で袴に似ていることからこの名前が付けられました。 7.キキョウ(桔梗):明智光秀の水色桔梗の家紋は有名です。桔梗の根を乾燥させ粉末にしたものは、痰や咳の薬として用いられています。 長浜海浜公園にも、ハギや葛、オバナが海沿いの緑地内にあります。雑草としてですが(笑い)。 ▼配信解除はこちら
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