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市場が自律的に動いている=ドル高で財務官

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口財務官は、財務省内で記者団に対し、最近の円安/ドル高の傾向について、米経済の相対的強さや米国のドル高政策とは反対方向に動いていた市場が巻き戻され、自律的に動いている、との見方を示した。
 溝口財務官は、ドル高傾向の要因について、「米経済の相対的強さを、市場で着目する指標が出てきた。それから、米国のドル高という考え方が(スノー財務長官の)議会証言で、はっきり市場にメッセージとして伝わった、という2つの要素だろう」と述べた。
 その上で、「(市場で)2つの要素がこれまでやや反対方向に見られていたのだろうが、逆の方向に巻き戻されているということだろう。基本的に市場の見方がそういうところに向かっている。いわば、市場が自律的に動いているということだろう」と語った。
 さらに、9月27日から10月29日までの為替介入額が2兆7230億円にのぼったことに関連して、同財務官は、「乱高下というか、オーバーシューティング(行き過ぎ)の動きがあれば、対応するという考え方は変わらない」と語った。(ロイター)
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