岡山県笠岡市 白石踊

 白石踊(しらいしおどり)は、岡山県笠岡市白石島に古くから伝わる盆踊りである。白
石島は岡山県の南西端、笠岡諸島にあり、風光明媚な島として知られている。
もとは、「回向踊(えこうおどり)」とも呼ばれ、先祖の霊を供養するための踊りだった
。その起源は、瀬戸内海で行われた源平水島合戦の戦死者の霊を弔うために始まったと
もいう。
最大の特徴は、一つの音頭と太鼓に合わせて何種類もの踊りを踊る点であり、現在では
、男踊(おとこおどり)、女踊(おんなおどり)、娘踊(むすめおどり)、笠踊(かさおどり)
、奴踊(やっこおどり)、扇踊(おうぎおどり)、二(ふた)つ拍子(びょうし)、大師踊(だ
いしおどり)、阿亀踊(おかめおどり)、梵天踊(ぼんてんおどり)、ブラブラ踊、鉄砲踊
、真影踊(まかげおどり)と、都合13種類の踊りが伝わっている。それぞれの衣装や所作
が異なった踊が、一つのリズムに溶け込んで調和を生み出すさまは、動的かつ華やかな
中にも優しさや、回向踊としての素朴さ、島のにおいを感じさせてくれる。