彼岸とは、煩悩の此の岸より悟りの彼岸に渡ること。私たちの先祖の御霊を悟りの岸に渡すことが彼岸の意味なのです。
彼岸は、先祖様から頂いた命に感謝をし、お墓参りに行きましょう。

お茶、お花、線香、お香、ご飯、灯明をご霊前に供養することを六種供養といいます。お茶は布施・お花は忍耐・線香は精進・お香は戒め・ご飯は禅定(心を落ち着ける)・灯明は智慧を意味しています。生きてる私たちが布施、忍耐・・・・を精進することによって供養がいきとどき先祖の御霊が彼岸へ導かれます。 合掌

3月21日はお彼岸の中日であり弘法大師がご入定された日でもあります。「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば 我が願いも尽きなん」とこの世がある限り、自分はこの世にとどまり、衆生を救い続けるというご誓願を持ってあります。一心に大師を信じて悩まず悔やまず精進し、ご先祖様に感謝して今日一日を明るく楽しく過ごしましょう。合掌

仏教とは・・昔中国の名僧道隣禅師に詩人の白楽天が「仏教とは何ぞや」と尋ねた。「悪い事は一切やめ出来るだけ善い事を沢山し自分の心をきれいにする事。これ諸仏の教えなり」と答えた。「何だそれくらい子供でも知っている」すると禅師は「3歳の子供でも知っているが80歳の年寄りでも実行する事は難しい」と答えた。考えさせられますね。