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NPO法人掛川の現代美術研究会(山本和子代表)と掛川市二の丸美術館は、4・5の両日、早春恒例の「夜の美術館と現代アート茶会」を同館と二の丸茶室で開いた。
今年で5回目。

アートプロデューサー山口裕美さん(本誌「時評」執筆)と企画し、毎年、若手作家が一つずつ茶道具を制作、披露する「茶会」と、ライトを使って同館の古美術品を丁寧に鑑賞する「夜の美術館」の組み合わせだ。
今年は彫刻家、環境造形アーティストの土屋公雄さんのよる石の「水指」。
「御嶽山から流れ出た玄武岩を、石彫の山田将晴さんに厚み10_にヶ削りだしてもらった。現代の技術があって初めてできた」と土屋さん。
28`の石が7`になったという。
アフリカの御影石のふたも不規則なカーブに合わせて作られた。
卵のようなぬくもりのある形の水指を使って入れたお茶は、春めいたまろやかな味わい。
「おいしい」と声が挙がった。