齊藤しげのぶが目指す能代の将来像
1、物と心のバランス 2、進歩と伝統のバランス 3、個人と共同体のバランス です。 一つ目の「物と心のバランス」の崩れは、戦後豊かさを追い求める余り心を置き去りにし、「物あふれ心貧しき世の中」と言われる昨今の風潮を見れば頷けます。 二つ目の「進歩と伝統のバランス」の崩れは、言い換えると「文明と文化のバランス」の崩れということが出来ると思います。「文明は人間がそこまで出来ることを教え、文化は人間がそこまでしてはいけないことを教える」と言います。文明は物の豊かさの追求であり、文化は心の豊かさの追求でありますから、一つ目と同じような意味合いでしょうか。 三つ目の「個人と共同体のバランス」の崩れは、「権利と義務のバランス」の崩れであります。人は一人では生きていけませんから、当然権利は認められなければなりませんが、社会の中での義務も果たさなければなりません。 この三つのバランスが崩れているのが、現代社会だというのです。 地方は都会と違って「人と人との絆」が強いと言われますが、最近、少しずつ弱くなっているような気がするのは、私一人だけでしょうか? 私は故郷能代を、都会から見れば物の豊かさでは劣るけれど、心の豊かさでは遙かに勝っている、そんな人と人が感謝と思いやりを持って、互いに支え合うまちにしたいと思います。 そのために、「能代市民の和(わ)」、「環境で活力を生み出す環(わ)」、「未来へつながる輪(わ)」を基本理念とし、感謝と思いやりにあふれる『「わ」のまち能代』を 目指す将来像としました。 |