戦争を知っている
世代の役割大きい

 父は、私が2歳の時、「赤紙」1枚で召集され、レイテ島で戦死しました。
まだ5歳の時でした。
私には父の思い出がありません。

 母は私と姉を必死で育ててくれました。
母の背中を見ていて、戦争は嫌だ、二度と戦争を起こしてはならない、と思いました。
私の政治家としての原点です。

 戦争を知らまい人たちが国民の8割近くを占めるようになりました。
だからこそ戦争を知っている私たちの世代の役割は大きいと思っています。

イラク特措法案
採決で退場

私は、自衛隊をイラクに派遣するイラク特措法案採決の際、議場から退場しました。
平和を脅かすようなことをしてはならない、と戦争を知らない世代に目に見える形で示したかったからです。

 党幹部からお叱りを受けましたが、退場したことは間違っていなかったと今でも思っています。
今回、あなたがたのインタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからです。

自共こそ2大政党

 戦後、国政の場で、自由民主党と日本共産党は、立場や政策は違っても、それぞれが自負と誇りを持って活動してきた、と私は思っています。
離合集散する政党はたくさんあったが、その中でもぶれずにやってきた。
私に言わせると、自民党と共産党こそが「二大政党」だと思っています。


13年6月2日号
日曜版要約

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