割引回数が
少ないなんて
福岡・宗像市
安永哲子(77歳)

 77歳になったとたん、坐骨神経通からくる足の痛みに苦しむ毎日を送っています。
長期治療が必要なので、市役所ではり・きゅう治療の割引制度を尋ねました。

 係員から指定治療院名のプリントをいただき、割引額は2種類治療する場合は1回につき700円引き、それを月に10回まで利用できると教えてくれました。

後期高齢者は割引
少なく、回数半分

 翌月近くの指定院に行くと、院長が「後期高齢者は1回の割引は500円、利用回数は月に5回しか利用できないのです。
本当に残念ですが・・・・」と小さい声で言います。
「嘘でしょう、75歳以上のもののほうが治療する回数が多く必要なのに」と私が怒ると、
「私も納得いかんです」と彼は言いました。

まっぴらごめん
高齢者いじめと
消費税増税なんて

 これが老人に冷たい後期高齢者医療制度の実態です。
最近孤独死につながる社会福祉の薄さが身の回りに多く存在しています。
今月から年金は減らされ、介護保険料が6000円以上、年金から天引きされます。
その上消費税増税等
「まっぴらごめん」です。


2012年4月14日
赤旗日刊紙掲載