佐賀地裁に提訴

 「原発なくそう! 九州玄海訴訟」原告団の第1陣原告1704人は31日、九州電力玄海原発の廃止を求めて国と九州電力を相手取り佐賀地裁に提訴しました。
原発関連の訴訟としては最大規模。
訴訟では、東京電力福島原発事故を受け、原発の「安全神話」をふりまく国と電力会社の責任を追及し、玄海原発の永久運転差し止めを請求しています。

 提訴後の報告集会は、原告・弁護団や支援者ら約160人が詰めかけました。


原告団1万人目指し

 弁護団共同代表の一人、板井優弁護士は「原発による生活は望まないとの世論をつくり、裁判の勝利で原発依存の国の政策を変えていきましょう。
きょうは、その第一歩です」と訴えました。

 原告団長の長谷川照佐賀大前学長(原子核物理学)は、
「すでに第2陣の提訴に歩みはじめました。
1万人の原告団をめざしましょう」と呼びかけました。

 福岡市の女性(73)は、「子どもや孫たちのためにも、二度と原発事故を起こしてはいけない。
今生きる私たちの責任だと思ってきました。
必ず原発を廃炉にしたい」と話しました。




12年2月1日
日刊紙要約