米国とどう向き合うか

世界は大きく
変わりつつあり、
変化の波はアメリカにも
及びつつあります。

私たちは、前向きに
変化した部分は促し、
覇権主義の問題点は、
きびしく批判し、
転換を求め、
世界と日本の平和の
ために奮闘します。

アメリカとどう
向き合うかは、
民主党中心の政権に
問われる大きな
問題であります。

日米核密約をどうするか

核兵器を積んだ米艦船
・航空機が、日本国内に
自由に出入りができると
した秘密協定の問題は、
大きな争点となりました

鳩山代表は、
 「事実を調査し、
国民に説明します。
(核を持ち込まないと)
オバマ大統領を説得し、
OKさせるまで
頑張ります」と
約束しました

これは重要な
言明であります。
私は、その実行を強く
求めたいと思います。

実行するうえで、
わが党が持っている
資料の提供など、
可能な協力は惜しまない
つもりであります。

まだ『傘』から出ない

鳩山代表は党首討論で、
「今すぐに『核の傘』
から出ると主張する
つもりはない」と
のべました。

日本は、核兵器の
非人道性をどの国よりも
体験した国です。

その日本が、
核兵器による脅しと、
核兵器使用を前提とした
考えにしがみつくことが
どんなに間違いかは、
明らかでは
ないでしょうか。

「核抑止」「核の傘」論
は、核拡散にとっても
最大の元凶です。
核で脅された国は、
同じ論理で核を持とうと
するからであります。

日本は、「核の傘」から
離脱して、名実ともに
「非核の日本」と
なるべきであり、
そうしてこそ、
被爆国として地球的規模
での核兵器廃絶の
先頭に立つことができる。

私は、このことを強く
訴えたいと思うのです。

基地たらい回しと決別を

鳩山代表は、
普天間基地について、
「県外移設、国外移設が
望ましい」と
言明しました

私は、米軍基地の
「県内たらい回し」を
決めた1996年の
「SACO(沖縄に関する
特別行動委員会)合意」
の路線を白紙にする事を
求めましたが、
鳩山代表からは定かな
答えは返って
きませんでした。

私は、県内での
「基地たらい回し」の
日米合意を見直し、
決別する事が必要だと
いうことを提起して
おきたいと思います。

9条生かした平和外交

鳩山代表は、
「インド洋への自衛隊
派遣は来年1月以降
延長しない」と言明
してきました。

わが党は即時撤退を
求めますが、
延長しないという
公約が守れるか、
これが問われてきます。

わが党はアフガニスタン
への軍事的関与を
中止することを強く
求めます。

憲法9条を生かした
平和外交によって、
平和的環境を築きながら
安保条約解消の
国民的合意を作る為に
奮闘するという立場で
あります。

アメリカとの関係でも、
この道に立ってこそ、
対等の立場での
友好協力を保障し、
世界の利益に貢献しうる
日米関係を作り上げる事
ができます。

■歴史開拓者の党の出番
◆党創立87周年記念講演