被爆国として恥ずかしい

中曽根外務大臣が、
4月27日、
オバマ演説を受けて、
「ゼロへの条件――
世界的核軍縮のための
『11の指標』」なる
講演を行っています。

オバマ演説を
「強く支持する」と
いいながら、米国には
核兵器廃絶のための
具体的努力を何一つ
求めていません。

世界によびかけた
「11の指標」の中にも
核兵器廃絶という
項目がありません。

「ゼロへの条件」と
いうけれど、
核兵器廃絶という点では
“零点”を
つけなければなりません
この講演では、
「日米安全保障体制の
下における核抑止力を
含む拡大抑止が重要」と
米国の核戦力への依存を
続ける態度を
表明しています。

米国大統領が、
「核兵器のない世界」
への協力を呼びかけて
いるときに、米国の
核戦力への依存を言う

被爆国の政府として
恥ずかしい限りでは
ありませんか。

憲法違反の海外派兵法

オバマ政権は、米軍基地
を強化・永久化し、
自衛隊海外派兵を求める
という点では、「変化」
が見られません。

日本政府は、こういう
問題に限っては
忠実そのものです。

アフガニスタン戦争を
支援する自衛隊派兵を
つづけています。

ソマリア沖に自衛隊の
軍艦を派兵し、
武器使用基準を緩和し

これまで「正当防衛」
に限られていた
武器使用を、
「任務遂行」にも拡大
しようとしています。

銃撃戦や、「海賊」の
殺害、船の撃沈を
可能にする、本格的な
武力行使への道を
開こうとしています。

戦後初めて
「殺し、殺される」危険
が目前に迫っています。

日本の軍隊は戦後一人も
他国の国民を
殺さずにきました。

これは9条の偉大な力に
よるものであります。

この歴史を守ろうでは
ありませんか。

憲法違反の海外派兵法を
許すなの声をあげようで
はありませんか。

9条守る国民的多数派を

自民、民主の両党から、
集団的自衛権――
海外での武力行使容認の
合唱が起こり、
憲法審査会を始動させて
憲法改定原案を
作ろうという動きが
起こっています。

わが党は断固として
反対であります。

こうした逆流を許さず、
憲法9条を守る、
揺るぎない
国民的多数派を
つくろうでは
ありませんか。

自公政治に未来はない

麻生・自公政権は、
世界の平和の声に
促されて起こった
アメリカの前向きの
「変化」は目に入らず、
ついていけない。

「変化」していない部分
では異常ないいなり政治
をつづけています。

良いところには
ついていけなくて、
悪い所には追随する。

哀れな姿では
ありませんか。
こんな政治に未来は
ないことは明らかでは
ありませんか。

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