「ほほえみ通信8月号」
「ほほえみの会」第23回

今日はクリニックオリジナルピンクリボンＴシャツが注文者に配られていました。
フリーサイズのちょっと大きめサイズ、かわいいピンク生地の片方の袖にクリニックのマークがワンポイントです。
シンプルなのでピンクリボンのとき以外もチュニック風にレギンスやベルトマークなんかして着られそうです。

＊　Ｔシャツ購入は9月の患者会・10月31日のピンクリボン当日もＯＫです。2100円。おつりのないようにご用意願います。


今回のテーマは再発についてでした。

乳がん経験者にとっては一生ついてまわることだけに関心も高く、残暑きびしい中でもたくさんの会員があつまりました。大塚先生がわかりやすい資料として作成したスライドのプリントに沿って説明をしてくださいました。
私は再発についての情報はインターネットや書籍、病院などのパンフレット等で多少読んだことがあるくらいです。
大塚先生の資料には症状・治療過程をチャート式に並べてあり、理解しやすくなっています。
現在一般的に使われている抗がん剤・ホルモン剤の効能・副作用・使用ポイントなどを詳細に、また今後認可される新薬などの案内もありました。
「日々医療は進化しており、たくさんの治療法があります。
すぐにがんをすべてとりさることができなくても、うまく共存してコントロールすることも可能です。
（なにもないのが一番ですが）もし再発したとにしても深く落ち込まないでほしい。
大塚クリニックスタッフ全員で全力でサポートします。」
とメッセージをいただきました。

会員からの聞きたいことや意見

「手術側の腕のしびれがとても気になり、乳がんとの関係があるのか心配になります。」
→平林先生：しびれや違和感には様々な要因が考えられます。まずは形成外科などを受診することをおすすめします。

「乳がんは他のがんよりたくさんの治療法や薬があります。病気と戦う上で非常に有利。」
→大塚先生：ホルモン剤の効く人のほうが治癒しやすい傾向にあります。また、より詳しく薬について知りたいなどの希望があれば、別途テーマを設けます。

「ホルモン剤での治療で子宮体がんのリスクは高まると聞きました。」
→大塚先生：タモキシフェン（ノルバデックスなど）ホルモン剤使用での子宮体がん疾患率は１０００分の１３名あります。定期的な検診をかかさないようにしましょう。

「術後は健常者と同等になったと考え、心の負担を減らせないでしょうか」
→がん経験者がそうでない人とくらべ再発率が高いことは周知の事実。また継続して投薬治療している場合など、
日常にがんを意識する場面が多ければ、完全に楽観することは難しい。



ネットや書籍なんか読んだりしてますと、勉強になるんですが、それでもわからないことがでてきますし、
患者や医療関係者のブログでも参考になりますけど、がんっていう病気は人それぞれで違いがある。
自分にあてはめて想像したりなんかするとかえって不安のみ煽られたり、情報がありすぎても混乱するのでは？

最先端医療事情を知りたい、こんなことは可能なのか？「ほほえみの会」なんて特にライブですから、定期的に新しい情報を仕入れられて、容易に質問でき回答ももらえます。
ところで薬の名前はヘンテコでとっつきにくく、覚えにくいものですね。たくさんの治療法や薬があると有利であると発言がありましたがＱＣを満足させるような治療法の選択肢が多いということにもなります。少しづつでもいいから勉強していこうと思います。


どんな場面でも正しい情報が支えの一つとなりますが、心の不安・焦燥感が強くなるのは避けられません。

次回のテーマは「心理面、心のケアについて」です。

<予告>
★来月のほほえみの会は9月26日13：30～です。
★ＮＡＦ（乳頭分泌液とバイオマーカー）臨床検討は9月11日（土）15時～です。なお臨床検討へ参加してくださる有志の方を募集しております。詳しくは大塚ブレストケアクリニックスタッフへお問い合わせください。

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