ほほえみ通信2008年度分
「ほほえみ通信'09年3月」「ほほえみの会」第７回
≪NAFの研究≫乳がんに罹患した方の健側乳房の研究に引き続きのご協力をお願いします。
≪ほほえみの会 大塚先生と行く ランチ＆日帰り温泉バスツアー≫
「ほほえみの会 大塚先生と行く ランチ＆日帰り温泉バスツアー」について、現在20名が参加希望です。締め切りを4月26日まで延ばしましたので、まだ間に合います！是非参加をお待ちしています。
＊ 詳細は院内ポスターおよびチラシにてご確認ください
3月22日PM １：30～大塚ブレストケアクリニック内にて「第７回ほほえみの会」が行われました。
参加者は大塚院長・仲田さん・井上さん（看護師）・患者22名（うち初参加は6名）の計25名でした。
前半は簡単な自己紹介＋質問やみなさんに聞いてみたいことを提議していただき、一通りの挨拶が終わった後に、ひとつづつ語りあいました。以下に主な内容をまとめました。後半は自分の病理結果の説明を聞きたい人と、会話を楽しむ人にわかれ、めいめい解散となりました。
「術後放射線治療中。物が飲み込みにくい」術後の放射線には、温存手術を受けた方の乳房内再発予防のための照射と、全摘出手術を受けた方の局所再発予防のための照射があります。後者は胸壁照射を受ける必要があります。この場合、放射線が体の奥まで当たる分、前者に比べて副作用が強く出ることが考えられます。だるさ・のどの奥の違和感（のみ込みがしずらい）・宿酔：しゅくすい（船酔いのような状態）などが起こり得ます。これらの症状が出た場合もあわてることなく、十分副作用の可能性があることを知っておいてください。多くは治療の終了後改善されます。
「術後数年たってからの腕の不調について」腕の不調はリンパ浮腫の前兆である場合もあります。そしてリンパ浮腫は突然起こることがあります。虫にさされたらかかずに薬を塗る。切り傷なども消毒し適切な処置をする。日焼けもひぶくれなど起こさないように気をつけましょう。重いものも絶対に持ってはいけないわけではなく、適度に使うことも必要です。大事なのは、適切な処置と使い過ぎに気をつけることです！
「アロマターゼ阻害剤の服用中。体が硬い・痛い」ステロイド剤アリミデックス・フェマーラおよび、非ステロイド剤アロマシンなどのアロマターゼ阻害剤を服用している場合の副作用として、体が硬い、痛いなどの症状があります。また、大きな副作用として骨量が減るので骨粗しょう症に注意し骨量を計ったり、カルシウムを多く含む食品を積極的に摂ったり、場合によってはカルシウム剤を服用したりするとよい。
≪ お知らせ ≫
4月のほほえみの会は4月26日 日曜日に行われます。
特別企画として、ほほえみの会メンバーでありバイオリニストであるTさんと、柳原病院の八巻先生が、患者会内でバイオリンを演奏してくださることになりました
Tさんは2008年右乳がんの手術受けましたがハンデを乗り越え美しいバイオリンの音色を奏でてくださることでしょう
あなたも、癒されに来ませんか？
「ほほえみ通信'09年2月」2月22日PM1:30～大塚ブレストケアクリニック内にて「第6回ほほえみの会」が行われました。
参加者は大塚院長・仲田さん・井上さん（看護師）・患者18名（うち初参加は2名）の計21名でした。
まず、お詫びです。2月のNAF研究日が21日から28日に変更になりましたが、連絡が行き届かず、21日来院して下さった方がいらしたようです。院長よりご迷惑をお掛けしたみなさまにお詫びがありました。
なお、突然の変更などはこのモバイルHP内でも連絡しておりますので、今後は是非、事前にご確認くださいませ。
続いては「学会トピックス」にNAFの研究データが掲載されました。参加者に掲載資料が配布されました。
さらに、2月14日に「TOKYO Breast consortium」が開催され、大塚院長も出席されました。大塚ﾌﾞﾚｽﾄｹｱｸﾘﾆｯｸも以下、各病院と医療連携をすることになりました。
癌研有明病院
慶応義塾大学病院
国立がんセンター中央病院
順天堂大学医学部付属順天堂病院
駿河台日本大学病院
聖路加国際病院
帝京大学医学部付属病院
東京医科歯科大学医学部付属病院
東京医科大学病院
東京慈恵会医科大学付属病院
東京女子医科大学病院
東京大学医学部付属病院
東京都立駒込病院
虎の門病院
日本医科大学付属病院
日本赤十字社医療センター
三井記念病院
武蔵野赤十字病院
横須賀共済病院
横浜市立市民病院
5月21日の「ほほえみの会 大塚先生と行く ランチ＆日帰り温泉バスツアー」について詳細説明があり、参加を募りました。実施日 5月21日（木）
行き先 箱根湯本富士屋ホテル
集合場所 竹ノ塚（8:30）北千住（9:00）
参加費用 8000円前後（参加人数により異なります）
コース 竹ノ塚－北千住－箱根湯本（富士屋ホテル内 ランチバイキング・入浴･休憩）－北千住－竹ノ塚
詳細は院内にポスターおよびチラシがあります。
参加申し込み締め切りは3月22日（日）となっております。
いよいよ患者会の醍醐味「おしゃべり」ですが今回も簡単な自己紹介＋近況からはじめました。
簡単に話して行く中で≪みんなに聞いてみたいこと≫を提議していただき、一通りの挨拶が終わった後に、ひとつづづ語りあいました。
主な内容は
①術後間もない方より 「リンパ郭清した腕について上がらない・痛みがある」など。また「どんな下着を使えばいいか？」
②抗がん剤治療中の方より 「どんな副作用があったか教えて欲しい」との質問出て、みなさんの体験が語られました。
①リンパ郭清した腕・・・については、「お風呂の中でのびをすると上がりやすい」と言う経験談や、「ある時からふと元通りに上がる」という体験をされた方も多くいました。
残念ですが腕の違和感は、良くは、なりますが長く残るようです。
大塚院長より「リンパ液が止まっていない間は無理はリハビリはやめましょう！！がんばり過ぎず（大事にし過ぎる必要もない）、自己ケア（ささくれ注意やケガの治療など）をしっかりすれば大丈夫」とお話がありました。
下着については 授乳時の前開きのブラジャーを使っている人もいれば、ユコーなどできちんと採寸した下着を使っている人もいました。
術後すぐはワイヤーがあたると痛みますが、徐々に普通に使えるようになります。
②抗がん剤の副作用体験談については
「FEC」
口内炎・吐気・血管痛・下痢・目がチカチカする（多かった順）
「ﾄﾞﾀｷｾﾙ（ﾀｷｿﾃｰﾙ）」
味覚障害・手先足先のしびれ・爪の変形変色・むくみ・舌の色が変わる・手の皮がむける・物が飲み込みづらい（多かった順）
等があがりました。
それを受けて大塚院長より
手先・足先の痺れには「漢方薬 牛車腎気丸（ごしゃじんきがん）」、口内炎には胃潰瘍などに使われれる「プロテガジン」などを処方することで、症状が軽減できる可能性があることこを説明いただきました。
参加してくださった看護士さんからは抗がん剤の副作用について、吐気などの不安を誘発しないように心がけているが、吐気は薬で軽減することができるので、我慢しないで気軽に問い合わせて欲しいという言葉をいただきました。
また、みなさんの赤裸々な体験を聞いて、副作用の個人差が勉強になったそうです。
次回、3月度ほほえみの会は 3月22日（日）1:30～ですが4月度は、ほほえみの会メンバーであり、プロのバイオリニストであるTさんが、患者会内でバイオリンを披露してくださることになりました。
また、特別ゲストとして柳原病院の八巻先生もおいでになる予定です。
5月のほほえみの会はバス旅行にて、5月度の患者会とさせていただきます。
今回もとても有益で楽しい時間を過ごすことができました。
来月はもっともっといい時間を過ごしましょう。
是非、参加してください。
以上、今月の担当はIでした。
「ほほえみ通信'09年1月」みなさんこんにちは。今回のほほえみの会は去年の暮れから参加したＮがレポートさせていただきます。
平成２１年度年明け第一回は１月２４日、まだまだ冷たい空気の冬ド真ん中ながら日差しはキラキラ
日曜日の午後1時30分から開かれました。
参加メンバーは大塚院長、看護師2名、患者10名です。
お題目は「近況と意見要望など」。
大塚院長の進行によりレギュラーメンバー、新メンバーの忌憚なき意見交換がされました。
ある方のコメントに「自分が病気になったことで知人やまわりに検診の大切さを伝えたいのだがこれがなかなか難しい」
私もまったく同感です。本当に他人に自分の思いを伝えるのは難しいものです。これがうまくできるすべがあれば世の中なんでもうまくいく理想の世界になるんでしょうが….(--;)
そして一番活発になるのは皆さんそれぞれの体験談です。
検査や術前術後で起きたことには共通点や逆に気がつかなかった知らなかったことなどの発見も多く
ネットや本では読み取れない生の情報がありました。ああ、他の患者さんにも教えてあげたい。
治療や手術についての質問には大塚院長ががっちりフォローしてくださいます。
中でも印象的だったのがこれから手術を控えた若いママさんのコメントです。
「私は病気に気がつかずに妊娠・出産し夢中で子育てしていました。しかし（乳がんになったのは残念だが）3人の子供たちを母乳で育ててあげることができて本当によかったと思っている」
大きな拍手がおこりました。
なんとあっぱれな心意気！これから手術の不安がたくさんあるでしょうに、逆に聞いている私（達）がでっかい勇気をもらってしまいました。
ところで大塚院長からは学会で発表した乳頭分泌からごく早期乳がんを見つける研究をされているお話がありました。
この研究に必要なデータを集めるための日本人女性の有志を募っているそうですのでご協力いただける方がいらっしゃいましたら大塚院長までよろしくお願いいたします。
さてさて、本日のほほえみの会は当日マッサージに訪れていた方の飛び入り参加もあったりしてさらに盛り上がり、あっという間の2時間でした。
患者勉強会とはいえ、堅苦しさはなく誰でも自由に加われるオープンさがサロンのようでとても好感が持てました。
次のほほえみの会は2月22日（日）午後１：３０～の予定です。
お知らせです。
ほほえみの会では2009年5月21日（木）に日帰り温泉バスツアーを企画しております。
目的地は箱根方面で参加費用は8000円程度になる予定です。
大塚先生や看護師2名も同行されます。
貸切バス
に参加者は患者がほとんどですので、治療中でもおもいっきり温泉を楽しめるのではないでしょうか！募集人数は30名ぐらいです。
ほほえみの会メンバー内外問わず患者様の参加を受け付けています。
ご興味のある方はクリニックスタッフや大塚院長にお声をかけてください。
「ほほえみ通信12月」12月28日PM1:30～大塚ブレストケアクリニック内にて年内最後の「ほほえみの会」が行われました。
今年7月からおしゃべり会として生まれ変わった「ほほえみの会」も4回目。
今回は忘年会も兼ね、おおいに盛り上がりました！！
参加者は大塚院長・仲田さん・井上さん（看護師）・患者25名（うち初参加は8名）の計28名で過去最高を記録しました！
はじめに、堅い話をしてしまうと「NAF」研究についてですが、健常者の方のデータはほぼ取り終え、いよいよリスクファクターである私たち（がん体験者）対象の研究に力が入ってきました。
今まで以上に、積極的に参加協力したいと思います。
詳しい資料は大塚院長に申し出てください。
さて、患者会の方はと言うと、美味しいオードブルがあり、ジュース・お茶・
なども用意されました。美味しいものを目の前にして堅い話は無し！と言うことで簡単な自己紹介の後は各自自由にひたすらおしゃべりを楽しみました。
絨毯に車座になったり、席をちかづけて輪を作ったり、どなたが初参加だったかわからないほど、あちこちで笑いが起き盛り上がり、おおいに楽しんでいる様子でした。（私もとても楽しんじゃいました
）大塚院長も輪の中に入ってくださり、とにかくみなさん、笑顔笑顔！
いつもの患者会はもう少しまじめに語り合いますが本当に「楽しむ」と言うことも大切ですよね
笑いは免疫力をあげると言います！
語り合える仲間が居るという事は癒しになり、パワーになります！
ほほえみの会の目的は「仲間作り」「情報交換」「医師（看護師）と患者との交流」ですから、まさにその通りでした。
私たち患者の立ち場を考え、いつも寄り添おうとしてくださる大塚院長
をはじめOBCCスタッフの皆様に感謝しつつ、また、来年以降も充実した「ほほえみの会」の活動を続けていけたら・・・と思います。
「ほほえみ通信号外」10月30日（木）さわやかな秋晴れの空の下「2008年ピンクリボンあだち」が行われました。
足立区乳がん体験者の会「たんぽぽの会」のみなさんはもちろん、大塚ブレストケアクリニックからも、大塚院長・看護師の仲田さん・井上さん・技師の堀江さん・ほほえみの会メンバーも12～13名の参加しました。
集合場所の北千住駅前は１６０～１７０名の参加者全員おそろいのﾋﾟﾝｸのバンダナ、ピンクリボンのたすき、ゼッケンとﾋﾟﾝｸ一色に染まり、道行く人も足を止めて眺めるほど、その光景はまさに「圧巻」でした。
楽しいウォークのあとは、天空劇場にて講演会がありました。
講演会は「たんぽぽの会」会長高村さんの挨拶で始まり、乳がん体験者からのメッセージもありました。
衝撃の告知から、壮絶な抗がん剤副作用まで、せきららなお話しを聞かせていただいた後、「明るい性格のが幸したのか、今は、病気が私をまたひとまわり大きく育ててくれたと思っています。負け惜しみじゃありません」と語られた笑顔が印象的でした。
大塚院長からは、足立区の乳がん検診の話がありました。
足立区の乳がん検診はＨ18年から通年制になり、H16年には2.3%（3097人）だった受診率が、H19年度には5.6％（4435人）まで上がってきました。
H20年度にいたっては、上半期で既に3000人近くに達し、このままで行けば７％！！6000人を越えるのでは無いか？と期待が持たれています。
しかし！それでもたった７％なのです・・・。後に詳しく書きますが、諸外国の乳がん検診率はのきなみ70％を越えています。
続いては都立駒込病院 臨床試験科 外科部長の黒井先生の講演を聞きました。黒井先生は大塚院長と共にNAFの研究をなさっています。
臨床医の立ち場から詳しいお話をしてくださいましたので、いくつかご報告させていただきます。
良く聞く乳腺疾患について
①線維腺腫 とは代表的な良性の腫瘍(クリッとした丸・楕円の消しゴム程度のしこり)であるが、細胞診や組織診が必要である。
②乳腺症 とは多種多様な臨床像が含まれる。嚢胞なども含まれる。指でつまむようにすると「しこり」を感じるが、平手でさわると「しこり」に触れないという特徴がある。ほとんどが乳がんとは無関係である。
③乳腺炎 とは発赤・腫張・発熱を伴う。中には炎症性乳がんが隠れている場合がある。炎症性乳がんは皮膚のびまん性発赤、乳腫、硬結を示す乳がんで通常「しこりは触れない」。と言う話がありました。
つまりは しこり＝がん と言う考えは間違いであるという事と、やはり心配があれば、迷わず専門医を訪ねるのが大切なようです。
乳がん検診受診率とマンモクフィーについて
現在、アメリカをはじめとする諸外国で乳がんの死亡率が下がる中、日本では女性のがん死の第一位が乳がんになってしまいました。
その理由のひとつとして考えられているのが、検診率の低さです。
米70％・英75％・フィンランド89％・スウェーデン81％・オランダ78％に対し、日本は12％です。
また、日本の乳がんの特徴として40～50歳に一つのピークを迎えて、その後若干下がり経口であるものの、諸外国のようにリスクは急激に減らない・・・つまり50歳を過ぎてもずっと乳がんの危険性があるというものがあります。
現在の日本の乳がん発見時のがんの大きさは1～2cmで見つかる人が30％に対し、2.1～5cmで見るかる人が43％と多くなっています。
乳がんの早期は2cm以下で、2cm以下なら９割は治るといわれています。
だから、この2cm以下で発見できる率をもっとあげたい！そのためにマンモグラフィーが有効なのです！マンモグラフィーにはしこりを触れないがんを発見するという効果もあります。
足立区に関して言うと、視触診で1000人に１人のがんを見つけられるのに対し、マンモグラフィーは1000人に4人のがんをみつけることが出来ます！集団検診・施設検診・マンモグラフィーバス検診で、「要精密検査」になった人がすべてがんなわけではありません。
検診で異常を指摘された人の４％ つまり25人に1人が乳がんなのです。
ただし、「異常なし」はあくまでその時点で異常が無いと言うことを忘れてはいけません。
もう一生検査をしなくていいわけではありません。
だからこそ、自己検診を続けていくことは大切です。Ｄｅｎｓｅ bｒｅｓｔ（乳房全体が白く映るのでがんを見つけられない）や、乳頭部びらん、中間期乳がんなどは、マンモグラフィーでは発見できません。
また、授乳時や、豊胸している人、ペースメーカーの入っている人などは、集団検診ではなく、きちんとした乳腺専門病院で検査を行った方がいいようです。
また、がんを防ぐための12か条についてもお話がありましたので簡単に書いておきます。
１ バランスの取れた栄養をとる
２ 毎日変化のある食生活
３ 食べすぎはをさけ脂肪は控えめに
４ お酒はほどほどに
５ たばこは吸わない
６ 食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多く摂る
７ 塩辛い物は少なめにあまり熱いものは冷ましてから
８ 焦げた部分はさける
９ かびの生えたものに注意
１０ 日光にあたりすぎない
１１ 適度に運動をする
１２ 身体を清潔に
「ほほえみ通信10月」９月は大塚院長が学会出席のため、ほほえみの会はお休みでした。
と言うことで第3回ほほえみの会は１０月２６日（日）午後１時半よりクリニック内で行なわれました。
今回の参加者は大塚院長・看護師の仲田さん・患者１４名（うち、９名が初参加の方）の計１６名でした。
人数が増えた事に戸惑いましたが、とても嬉しい戸惑いでした。
これも大塚院長や看護師さん達が外来の際に患者の皆さんに声を掛けてくださったおかげです。
ありがとう御座いました。
まずは大塚院長のお話から始まりました。①「患者会は患者さん同士の交流を大切にして行く為の集まりです。腹を割って話をしましょう。」と話されていました。
②今月はピンクリボン月間。各地で色々なイベントが行なわれています。
大塚院長もご多忙のようです。
１０月３０日（木）ピンクリボンあだちが行なわれます。
都合が合えば皆さん参加してみては如何でしょうか
③大塚院長が研究しているNAFの臨床検討参加のお願いもされていました。
是非参加してみてください。
私は２度、研究に協力してますが、痛みはありませんでした。
その後は、新しい方が９名も参加して頂けたので、改めてお名前や病歴などの自己紹介をしました。さらに、大塚院長にお願いして乳がんの自己検診のやり方を教えてもらいました。教えてくださったのは看護師の仲田さんです。
大塚院長お手製の「乳」（皆さん見たことありますよね？診察室のデスクの上に置いてある「あれ」です。）を使って教えて頂きました。
●検診は、生理後４～５日が適しています。
●閉経後の方は、月１回自己検診日を決めて行ないます。
【触診】→乳房を揉むのではなく指の腹で滑らせましょう。
脇の下にあるリンパ節を調べましょう。
分泌物がないかを調べましょう。
【視診】→鏡の前に立ち腕を上げた時、へこみ・引きつれがないか調べます。
自己検診はとても大切です。
頑張って続けて行きましょう！！
最後に皆さんでおしゃべりをしました。色々な話が出ましたが、どなたもが思っていることは一緒でした。
「不安です。」「会って話がしたい。」「患者さん同士の交流をもちたい。」
ほほえみの会は患者さんのこの気持ちを少しでも満たせるものであることを
心から望みます。
１０月３０日 ピンクリボンあだち北千住駅西口 午後１時集合
詳しくは院内にポスター・チラシがあります。
また、このモバイルＨＰ内「お知らせ」にも詳細が書いてありますのでご覧下さい。
１１月のほほえみの会は１１月２３日祝日により休診のため、お休みになります。お間違えの無いようにご注意下さい。 １２月のほほえみの会は１２月２８日（日）午後１時半から行います。★なお、参加人数が多くなったため（名前を覚えるために）参加される方は診察券を持参頂く事になりました。宜しくお願いいたします。
「ほほえみ通信8月」「おしゃべり会」にスタイルを変えた「ほほえみの会」第2弾が、８月2４日（日）午後1時半よりクリニック内で行われました。
今回の参加者は大塚院長をはじめ看護師さん（仲田さん・井上さん）患者９名の計１２名でした。初めての方もいらっしゃいましたが、ほとんどが前回と同じメンバーでした。早くもとても親しい雰囲気で楽しかったのですが、この楽しさ・充実感を是非、まだ参加したことの無いあなたにも味わって欲しいです！！次回は、思い切って参加してみませんか？心からお待ちしています。
さて、今回のおしゃべりを少し紹介しますと・・・・・・
●現在３０歳の患者さんは、「年の近い、乳がん患者のお友達が欲しい」と言っていました。
確かに年齢や環境が近い人とは悩みも共通し、共感し合えることも多いと思います。若い参加者が増えてくれるといいのですが。
●最近、腹痛・背部痛・発熱で胆石が発覚した人がいました。
今は腹腔鏡下術で入院日数も数日で手術ができるそうです。外科医である大塚院長より「胆のうは摘出しても生活に支障は無い。」など、詳しい話を聞くことができ、安心したご様子でした。
●抗がん剤（パクリタキセル＝タキソール）の副作用で、手の指先や足先に指がからまるような、針の上を歩くような痺れがあると言う人がいました。
副作用としてそのような症状があっても心配は無いが、牛車腎気丸（ゴシャジンキガン）と言う漢方薬が有効であるという話を大塚院長から頂きました。また、経験者同士、症状語りあい「わかってくれる仲間がいてうれしい」とおっしゃっていました。
●第１回目の術前抗がん剤投与が済んだばかりの方がいました。
吐き気は少なく食べる事はできているそうですが、脱毛や口内炎、寒気などがあるそうです。早くもしこりが小さくなった気がするそうで、大塚院長より術前抗がん剤によって２０％の人には画像で確認できないほどの縮小が見られるという話を教えて頂きました。どうか効果が最大でありますように応援したいですね
●今夏に手術をされたばかりの７９歳の患者さんは、「この年でがんになるとは思わなかった。８０歳近くなってもがんになる！いくつになってもがんになる！と言うことをみなさんに伝えたい！」とおっしゃって下さいました。
●この他もたくさんの話をしました。「また来月お会いしましょう」「この会が楽しみになりました」と嬉しいお言葉を聞くこともできました。
１０月３０日（木）ピンクリボンあだちミニウォーク&講演会が開催されます。足立区民でなくとも参加できます！
毎年ほほえみの会からも数人の参加者がいます。
今年は是非、ご一緒にも参加しませんか？
詳細は院内にプリントをご用意してありますのでご覧下さい。
また、当サイト内「お知らせ」にも詳細を記載致しました。
９月のほほえみの会は乳がん学会のためお休みになります。次回は１０月２６日（日）になりますので、お間違えの無いようにお気をつけ下さい。<11.ハート１>> ９月のほほえみの会は乳がん学会のためお休みになります。次回は１０月２６日（日）になりますので、お間違えの無いようにお気をつけ下さい。「ほほえみ通信7月」2008年7月27日PM1:30～大塚ブレストケアクリニック内にて
「ほほえみの会7月」が行われました。
今回の参加者は
大塚院長・仲田さん（看護師）・重野さん（看護師）・患者10名の計13名でした。
新しく≪おしゃべり会≫として再スタートした「ほほえみの会」第1回目となるわけですが、和やかな中にも深刻な話から感動的な話もあり、皆さん深くうなずきながらあっと言う間の2時間を過ごしました。
参加者の病歴は術後4～5年の人から、術前化学療法前というまさに「これから」の人まで・年齢も30代から70代まで様々でしたが「乳がん」と言う共通項だけで皆さん不思議にすぐに打ち解ける事ができました。
少し詳しくお話をしますと・・・・・・
●術前化学療法を受け今年温存術を受けられた方に、これから同じ化学療法を受ける方が詳細を聞くことができました。
「いつ頃から髪が抜けますか？」「いつ頃から生えますか？」「まつ毛も抜けるんですか？」など具体的な話をされ、大塚院長からも治療について詳しい説明を受け「今日は来てよかったです」と少しは不安が解消されたご様子でした。
●「術後まもなくは元気いっぱいだったのに、この頃急に不安になる」とおっしゃっていた術後7ヶ月の方もいました。どこかが少しでも痛むと転移を心配してしまう。そんな不安な気持ちをみなさん「わかるわかる」とうなずいていました。
●術後1年5ヶ月のある方は「もっと早く参加したかった」とおっしゃっていました。薬や体調の管理にご家族が協力してくださるそうで、「家族の協力があって今がある」と言う言葉には感動しました。
●今月手術をされたばかりの方もいました。先生をとても信頼してらして、ここまで順調に来られた事。明るく前向きに行きたいことを宣言してらっしゃいました。
まさか自分ががんになるとは思わなかった。がん家系ではない。と言う話しもでました。
大塚院長からは「誰もが乳がんになりえる。それをみなさんから発信して欲しい。検診受診率を上げることが乳がん死亡率を下げる事になるのだから」と言うお話もいただきました。
そのほか「NAF」研究についての資料を頂き、説明を受けました。
乳頭からの分泌液を調べることで「この人は近い将来乳がんになる可能性がある」と言うことがわかるようになり、事前に乳管に薬を入れることで乳がんの予防ができるかもしれないと言う素晴らしい研究です。
乳がん撲滅につながるデータになるかもしれない研究に、是非、皆さん協力しませんか？
詳しい資料は大塚院長に申し出てください。