三日に1度くらい鳥取の魚屋に発注の電話をする。



その魚屋の人は話しをよく聞いてくれない。




でもとてもいい人だ。





その時季のオススメの魚介を得意のマシンガントークで説明してくれていい感じに魚を送ってくれる。






今日どんな魚が入ったか教えてもらって、欲しい魚を僕は言う。






次の日、送られてくるのを楽しみにそのメニューを考え準備して待つ。






来た!!クロネコヤマトの方が。






箱を開けてみる。そこにはたくさんの魚が入っている。






あれ?僕が欲しいと言った魚が入ってない…





なんで却下されたんだろう…おすすめじゃないんかな?





まぁそんなことはしょっちゅうです。





あと、関西と関東で魚の名前の違いがある。




例えばマグロの子供、メジマグロの事をヨコワとか。


ブリの子供、イナダをツバスとか。




まぁいつもどうり説明してくれれば問題ないのですが…





事件は起きた。






いつもどうり電話をして入った魚を聞く。




ババが入ったと言われた。



僕はいつもどうり関東ではなんて名前ですか?と聞いた。





魚屋さんは迷った感じで答えた。


「ババ、ばばあ……ばばちゃん…
うん!ばばちゃん!!」






ちゃんつけただけかい…






まあ大丈夫。伝票と現物見てインターネットで調べれば問題ない。







次の日、伝票を見た。


上から



松葉ガニ




ヨコワ




スルメイカ



白バイ貝









ババちゃん









わざとか…?一番最後にババちゃんって。







てか伝票にちゃんづけって…





笑いながらインターネットで調べてみる。




ババア 魚 で検索すれば正式名称などわかるはずだ。






名前はタナカゲンゲ。




関西ではババア。




関東に出回ることは少なく、山陰近くの海でしか捕れない??らしい




だから鳥取では馴染み深いのかちゃんづけが正式名称なんじゃないかってネットに載っていた。






笑ってごめんなさい…