天珠の模様を描く薬液がメノウの中心部にまで浸透する温度は約1300度であるといわれています。高温による製法は、天珠の製造過程で失敗が起こり易く、300個作ると良品とされるものは70個程度しかないともいわれる非常に難しい方法です。

さらに大量に作るためには製造に何ヶ月もかかる事と、天珠が大きくなるほどさらに難しくなり価格も非常に高くなるのですが、薬液が中心部にまで浸透しているので数世代を経てもなお模様が残りつづけられると言われています。

しかし最近では大変リスクが多いこの製法に変わり、安定して製造できるようにと低温(約700度と言われています)で焼入れを行った物や、石やビーズに図案を書いただけの物もあります。

当店の天珠は全て高温で焼いた物です