おはよう。今日は画像なしです。

★設問1 哺乳類は出生方法などで3つに分類される。それぞれの名称と代表的な生物を書け。また出生の特徴を記せ。



(考える)



・単孔類(カモノハシ・ハリモグラ)−卵生

・有袋類(ゆうたいるい・コアラ・カンガルー・フクロアリクイ・オポッサム)
ー胎生だが小さな子をウミ、育児のうという袋で子育てする。

・有胎盤類(真獣類、ネコ・イヌなど多くの哺乳類)−胎生

★設問2 3グループを含め、哺乳類が持つ共通の特徴は何か?3つ答えよ。



(考える)




・乳腺が発達し哺乳を行う
・体毛がある(退化しているものもある)
・恒温動物である(内温動物である)

解説
 恒温動物(homeotherm)という言葉を
通常使うが、最近学問的には内温動物(endotherm)という言い方が推奨される。「恒温」は結果的に体温が一定に保たれるという意味である。
 できるだけ体内で発熱していてもその力が弱く「恒温」は保てないことがあり結果として変温してしまう
カモノハシのような動物は「体温を内部で作ろうとしている」という性質を持って「内温動物」という。

★設問3 哺乳類を英語で何というか?



(考える)




mammal(哺乳動物)
mammalia(哺乳類、ママリア)

解説
乳房・乳首を示すラテン語のmamma由来。これはお母さんの幼児語mamaの語源とも言われる。
哺乳類の最大の共通の特徴は「胎生」ではなく「哺乳」です。

★設問4 単孔類や有袋類は主にどの大陸(と近接と島々)に生育するか?それはなぜか?またその大陸で有袋類のように種類が増えることを何というか?



(考える)




・オーストラリア大陸(その南のタスマニア島など)
・2億年前中生代から起こりはじめた大陸分裂で、パンゲア(それが分離したゴンドワナ大陸)から早めに分離したため他の大陸と異なり、
ユーラシア・アメリカなどで繁栄した真獣類が繁栄せず、有袋類・単孔類が生存した。
・適応放散

解説
なお、例外としてオポッサムという有袋類は、アメリカ大陸に生育する。
南アメリカとオーストラリアの分岐は比較的遅かったので、
まだ分離前に発生したオポッサムは分離後も南アメリカで生き残ったのだろう。(ただし入試ではオーストラリアを強調したい意図が強いので普段はオポッサムのことは無視してよい。
あえて聞かれた時には思いだすこと)

★設問5 大陸移動説を訴えた人は誰か?その直接の思いつきの最初のヒントは?大陸移動の原動力を示す地学理論は?



(考える)




・ウェゲナー
・南アメリカ大陸東海岸とアフリカ大陸西海岸の地形がパズルで会うような形をしていた
・プレートテクトニクス(マントル対流が地殻のプレートを移動させ、その上にのる大陸移動を起こさせる。地震・火山もこの影響)

解説
 夏目漱石の「わが輩は猫である」に出てくる野々宮先生のモデルは、日本でウェゲナーの大陸移動説を紹介した寺田寅彦。