昨日は成人式でしたね。(このことに関する文の後、日本のバイオームに関する問題あり)
 1浪の子は、来年出られるようにがんばろう。

以下2浪の子へのメッセージです(若干長文)

★成人式に出ず、週末に迫った大学入試センター試験(16・17日)に備え自宅や自習室にこもって勉強を続けている2浪目の君へ

 晴れ着を着たり、同級生に会えないのはさびしいところもあるでしょう。しかし、それを乗り越えて、成人式の日も勉強を続け、目標大学・目標学部(特に医学部)に2浪で合格した
皆さんの先輩を多数見てきました。2年前合格した子の話をしましょう。彼女は経済的に私大医学部に行くことはできず、国立医学部1本で、2浪目の勝負をしていました。
当日、成人式には出られないことを前提に、10月に勤労市民センターで振袖姿だけを撮影し、じっと勉強し続けました。今は某東北地方の国立大学医学部2年となりました。彼女に続き、合格を勝ち取れ!




★設問1 日本の植物群系の分布を緯度(latitude)の差による低地を中心とする分布で見たものを何というか?
 また山地での高度(altitude)の違い
による分布で見たものを何というか?



(考える)



緯度ー水平分布(horizontal distribution)
高度ー垂直分布(vertical distribution)

★設問2 水平分布において、沖縄、九州〜関東、東北〜北海道南部、北海道北部に形成される群系、気候帯、代表的な植物を書け。



(考える)



●沖縄
群系ー亜熱帯多雨林
気候帯ー亜熱帯
ガジュマル・へゴ・ビロウ

●九州〜関東
群系ー照葉樹林
気候帯ー暖温帯
カシ・シイ・クス・タブ・ツバキ

●東北〜北海道南部
群系ー夏緑樹林
気候帯ー冷温帯
ブナ・ミズナラ・カエデ・クリ・ケヤキ

●北海道北部
群系ー夏緑樹林
気候帯ー針葉樹林
コメツガ・シラビソ・トウヒなど

解説
・夏緑樹林
 「遊ぶなら帰ってくりー、けやきくん」
・照葉樹林
「おかしい、クスと笑うのはタブーだよ、ツバキさん」
札幌は北海道南部に位置し、夏緑樹林であることに注意。

★設問3 日本では全国的に降水量が多いため、高度差による気温差、緯度差による気温差により結果的に同じ群系が成立することが多い。
関東中部地方の山で700m以下、700〜1500m、1500〜2500mに成立する群系は何か?またそれぞれの位置の名称は?



(考える)



●700m以下
照葉樹林
低地帯(丘陵帯)

●700〜1500m
夏緑樹林
山地帯

●1500〜2500m
針葉樹林
亜高山帯

解説
 山地帯には東北平地の夏緑樹林ブナ・ミズナラに加えて、山地帯独特のダケカンバ・シラカンバ(シラカバ・白樺)が分布する。


★設問4 2500m以上は何というか?どのような植物が生息するか?
また2500mの境界線は何というか?



(考える)



高山帯

ハイマツ(這い松)と
高山植物(コマクサ・クロユリ・チングルマ・ハクサンイチゲ)

森林限界(高木限界、forest limit)
高木による森林は形成できないため。








 

解説
 東北地方の山では垂直分布が1段下がり低地帯が夏緑樹林に、北海道北部の山(大雪山系)では2段下がり低地帯が針葉樹林になる。