★設問1 下図は目の水平断面図である。左目か右目か?
1〜12の名称を答えよ。なお10は凝視した時像が結ばれる位置であり、8と9の間にある膜は無視している。




(考える)



右目

1角膜 2虹彩 3瞳孔 4レンズ(水晶体)
5チン小帯 6毛様体(毛様筋)
7ガラス体(硝子体) 8網膜 9強膜
10黄斑 11盲点(盲斑) 12視神経

解説
 角膜は眼の外側を保護していた胸膜の延長であるが光を入れるため透明となった。
 虹彩が光をさえぎり、その隙間の瞳孔から光が入る。光はレンズで屈折して網膜(とくに黄斑)に像を結ぶ。網膜には光を感受する視細胞がある。
 網膜と強膜の間に脈絡膜があるがセンターでは無視する。

 視神経が網膜側から目の外に突き出す位置である11(盲点)には視細胞がない。

目から脳へ情報を送る視神経は、一旦左右の中間の位置にある「視神経交叉」を目指す。
つまり図では12(視神経)は左側に傾いて脳に情報を送ろうとしているのでこの目は右目。(逆に視神経が右側に傾いて脳に情報を送ろうとしている場合は左目)


★設問2 視細胞は大きく2種類に分けられる。その名称・分布・感受する光の特徴を数を答えよ。 



(考える)




かん体細胞・薄明視・網膜全体に分布

錐体細胞・色覚視・黄斑に集中して分布

解説
かん体細胞・錐体細胞ともに核のある部分の構造は棒状で同じだが、外節といわれる部分が棒状なのか(かん体細胞)、円錐状なのか(錐体細胞)の差がある。。

★設問3 かん体細胞に含まれ、薄明を感受できる物質で、「暗い所に眼が慣れる」暗順応ではビタミンAとたんぱく質から合成される物質は?



(考える)




ロドプシン

★設問4 ヒトの網膜に存在する3種の錐体細胞は、それがとらえる分担している色の名称からそれぞれ何といわれるか?



(考える)




青錐体細胞・赤錐体細胞・緑錐体細胞