問1 肝臓などに貯蔵するグルコース数万個の結合体である貯蔵物質は?





答 グリコーゲン


問2 肝臓の主な働きを4点あげよ。





@血糖濃度の調節(低血糖の場合、グリコーゲンを分解しグルコースを合成し、高血糖の場合は、グルコースを細胞に取りこみ、血糖を減少させる)
A血しょう中のタンパク質の合成(アルブミン・グロブリン)
Bアンモニアなどから尿素合成(注、合成は肝臓、排出は腎臓)
C(脂肪の乳化に働く)胆汁の生成

(その他、代謝・発熱による体温の維持、古くなった赤血球の破壊)

問3 肝臓に血液を送り込む血管名を2つ、肝臓から送り出される血液を運ぶ血管とその他の管の名称を2つ書け。





繰り込む血管ー肝動脈・肝門脈
送り出す血管と管ー肝静脈・総胆管

問5 体内の血管の中でもっともグルコースの多い血液を含む血管は?





答 肝門脈
解説 小腸でグルコースを吸収したばかりの血液が肝臓に向かう血液なので最多となる。肝臓を経ると、
その中のグルコースの一部は、グリコーゲンに変換され貯蔵されるのでグルコース量は減る。


問6 肝臓の基礎単位の名称、肝臓全体の中のその単位の個数、その単位の構成細胞数は?




答 肝小葉・50万個・50万細胞

解説 肝小葉50万個×肝小葉中の細胞数50万個なので、肝臓全体の細胞数は50万×50万=2500億個となる。

以下が肝小葉の姿


図で六角柱の外側の辺の部分に肝門脈・肝動脈が存在する。肝動脈・肝門脈からの血液は、六角柱の中心に向かい、軸の中心にある中心静脈に向かって流れる。その際、肝細胞は隣接する毛細血管との間で様々な物質の出し入れを行う。