設問1 受精卵が細胞分裂をする場合、体細胞分裂か減数分裂か?
また受精卵から胞胚にかけて行う分裂を特に何というか?
その時できる細胞を何というか?



(考える)



体細胞分裂
卵割
割球

★設問2 卵割が成体の体細胞分裂と異なる特徴を3点述べよ。



(考える)



答。
・細胞成長を伴わず次々に分裂する(割球は小さくなる)
・同調分裂を行う
・分裂速度が速い(細胞周期が短い)(G1,G2期がなくS、M期のみで進むため)


★設問3 以下の図でA〜Eの時期の名称、1〜4の名称を答えよ。
3は1を破ってとびだす現象、4は新たな空所の入り口部分を示す。
またA〜Eの時期に見られるウニとカエルの違いを答えよ。ただし、Dについては3の現象以外を書け







 













(考える)



A受精卵 
ウニでは受精膜がはっきり見えるが、カエルでは見られない(実際にはあるがみえにくい)

B8細胞期 
ウニでは第3卵割が赤道面であるが、カエルでは赤道と動物極の間(動物極寄り)
(カエルではこの時点で割球の大きさに動物極側と植物極側で差が出る)

C16細胞期
ウニでは動物極側は経割、植物極側は緯割だが、
カエルでは両側とも経割

(ウニではこの時点ではじめて割球の大きさに差が出る)

D胞胚(期) 
胞胚腔を取り巻くウニの細胞層は1層、カエルは2・3層
(胞胚腔はウニでは球状、カエルでは動物極側のみの半球状)

E原腸胚(初期)
(ウニでは原口が植物極にできるが、カエルでは植物極と赤道面の間にできる)


1受精膜 2胞胚腔 3ふ化 4原口

解説
 原口からできた新しい空間を「原腸」といい、それができていく現象を「陥入」(かんにゅう)という。

★設問4 カエルのふ化はいつ起きるか?

(考える)



尾芽胚

解説
カエルの場合、ゼリー層からとびでることをもってふ化とするが、ずっと後の尾芽胚である。