amylumでデンプン。デンプンはstarchともいいこちらのほうが有名(corn starchトウモロコシ由来のデンプン)

●amylo-で デンプンを示す
・amylose アミロース(デンプン,D−グルコースがα1,4結合で連なった直鎖状分子。ウルチ米に含まれる)
・amylopectin アミロペクチン(α1,4結合に加え,ところどころα1・6結合で枝分かれした分子。分枝の絡みつきで粘性が出る。モチ米に多い。pectinはべクチンで植物細胞壁で細胞間接着に関わる多糖類で同じような分枝状の構造を持ち,粘性がある。したがってアミロペクチンは「デンプンamylo-の中でのペクチン型のもの」と考えればよい。「ペッチンともちをつく」と覚えてもよい)
・amylase アミラーゼ(デンプンを分解する酵素)
・amylolysis デンプン分解(-lysis分解,lysosomeリソソーム)
・amyloplastアミロプラスト 貯蔵デンプンを多く含む色素体。ジャガイモなどに多い。
・amyloid アミロイド 不溶性で脳内に蓄積し,アルツハイマー病(認知症の1種)の原因ともなるタンパク質。アミロース・アミロペクチンとは異なり,多糖ではないので注意。ただ存在様式がデンプンに似ているため,amylo-(デンプン)-oid(似たもの)ということで命名された。手塚治虫・松本零ニのマンガによく出てくるアンドロイドandroidは,andro-(男性・人間)-oid(似たもの)の意味で「ヒト型ロボット」の意味。でも実際の英語の「android」は「(骨盤が)男性型の」の意味。