福祉・教育予算の充実,脱ダムでの環境保護の方向,大型公共事業の見直しなどの方向は強く共感したが,新党日本の「党首」になる(呼びかけ人や一役員ならばまだ許せた人もいただろう)など自らの職責(県知事)以外の比重を高めすぎた。
 実は4年前の田中知事不信任案可決・再選挙の際には,私も長野新幹線で応援に駆けつけた。いろいろな方面から呼びかけられ,同様に全国から駆けつけた人も多い。しかし,今回は私自身も行く気・余裕はなかったし,呼びかけもほとんどなかった。私は田中知事の脱ダム「自然と共生した治水の方向」の理論的ブレーンとなった大熊孝さん(新潟大教授)の講演会を駿台で主催したこともあり,脱ダムの方向が一時長野で中断されるのは残念であるが,田中さんの訴えた精神を全国で引き継いでいくしかない。
(ともかくも田中康夫さん,6年間お疲れ様でした。)
参考(2002年9月21日,大熊孝さん,駿台予備学校での講演記録)
参考(2002年8月23日,田中康夫さん応援日誌)