allo(異なる・他の)-onym(名前・言葉)で「偽名・ペンネーム(pen name)」のこと。

pseudonymもpseud-が「偽」で同じ意味。ちなみにpsuedのpは発音しない。

allo- all- 「他・他者・異質、異種のゲノムを有する」は生物学・医学用語で用例が多


・allochiria感覚体側逆転(刺激を受けた部位と左右対称の部位に刺激を感じる中枢神経障害)
・allogamy 他家受粉、他殖
・allogenetic 同種だが遺伝子構成の異なる
・allopathy アロパシー(治療の方向とは逆の状態を引き起こして治療する)
・alloplasia 異形成
・allopolyploid 異質倍数体
・allosteric site アロステリック部位(酵素の活性中心active siteとは別の部位でそこに阻害物質が結合すると酵素の立体構造が変化し活性中心の形も変わり酵素活性が変わる) 
・allosteric enzyme アロステリック酵素(アロステリック効果を持つ酵素)
・allotrope 同素体
・allotype アロタイプ(同種で同機能の分子だが抗原性が異なることから分子構造の微妙な違いがわかるもの)

ちなみに-onym(名前,ギリシャ語由来)のほうもexonymエクソニム,endonymエンドニム(autonymオートニム)という専門用語で使用される。
exonymはex-が「外の」意味で,民族・国の(他の国・民族からの国際的)他称。endonym(autonym)はendo-,auto-が「内の」の意味で民族・国の自称。

日本はJapanがexonymで,Nipponがendonym(autonym)。