1 次の植物の生活環で本体(大型で長い時期を占める側)は胞子体か配偶体か両方か?
 アオサ・コケ・シダ・種子



(考える)



アオサー両方
コケー配偶体(n)が本体
シダ・種子ー胞子体が本体?

★設問2 コケ・シダ・種子で本体でない側は寄生か独立か?



(考える)



コケ 寄生(胞子体は配偶体である雌株に寄生)
シダ 独立(配偶体=前葉体は小型だが独立)
種子 寄生(配偶体は胞子体に寄生)

★設問3 シダの前葉体に相当するものはコケ・種子植物ではそれぞれ何か?



(考える)



コケー雌株・雄株
種子ー胚のう・花粉管

★設問4 コケ・シダの卵細胞・精子に相当するものはアオサ・種子植物では何か?



(考える)



アオサー大配偶子・小配偶子
(両方べん毛を持つので卵細胞・精子という言い方をしない)
種子ー卵細胞・精細胞
(精子に相当する細胞がべん毛を持たないので精細胞のままである)

★設問5 コケ・シダの胞子に相当するものはアオサ・種子植物では何か?



(考える)



アオサー遊走子(べん毛を持つ)
種子ー胚のう細胞・花粉四分子
(胚のう細胞のほうが大きいので大胞子、花粉四分子を小胞子と呼ぶ)


以上のうちコケを内側、シダを外側にまとめた図です。






 





 





★設問6 陸上で大型化した植物は胞子体と配偶体とどちらが大きいか?それはなぜか?



(考える)



・胞子体
・胞子体は胞子を飛ばす無性生殖をおこなうため大型化し水がない空中でも散布可能だったのに対し、
配偶体は卵細胞・精子を作り有性生殖である受精を行うので
水が存在する水際や森林の林床など低い位置にとどまらざるをえなかったので小型のままとなった。
(シダ植物ののち最後に種子植物では水なしの受精である花粉管で精細胞を卵細胞に送り込む方式となったが小型化の流れは変わらなかった。)