後期授業終わりましたね。お疲れ様でした。いよいよセンターに向けた追い込みでさうね。こちらのメルマガでもまもなくセンター直前対策始めます。

★設問1 赤血球で酸素と結合する色素タンパク質は何というか?分子の中に含まれる金属元素は何か?



(考える)


解答
ヘモグロビン


★設問2 二酸化炭素の大部分は組織から肺まで運ばれる時、血液中でどのように変化し、どのような場所にどうような形で運搬されていくか?



(考える)


解答
赤血球中に移行し、赤血球中で水と結合し炭酸(H2CO3)となった後、電離してH+とHCO3-(炭酸水素イオン)となり、
ふたたび血しょう中に移行し、HCO3-(炭酸水素イオン)して運ばれる。

★設問3 以下の酸素解離曲線(oxygen dissociation curve)は、CO2濃度40oHgのものと70mmHgのものである。70mmHgのものは下のグラフか上のグラフか?

 



(考える)


解答
下のグラフ









 




解説
二酸化炭素の中には一部はヘモグロビンと結合し、酸素との結合を阻害するものもある。
したがって、二酸化炭素分圧が高いほうがグラフが下(右と表記することもある)になる。


★設問4 肺は酸素分圧100mmHg、CO2分圧40mmHg,ある臓器は酸素分圧40mmHg、CO2分圧70mmHgである。
肺で酸素と結合したヘモグロビンのうち、この臓器に供給される酸素は何%か?計算式を書け。



(考える)


解答
(95−40)/95 × 100%

解説
主語が「肺で酸素と結合したHbのうち」となっているので、最初から結合しなかった4%は無視して、
96%のうち組織(酸素分圧40、CO2分圧70)でも結合し続けている40%を引いた(95−40)%が組織に供給された。

★設問5 上記と同じ臓器で考える。ヘモグロビンが結合できる酸素量はヘモグロビン1gあたり
最大1,3mlで、血液中には100mlあたり15gのヘモグロビンが含まれている。
この臓器に供給される酸素量は、血液100mlあたり何mlか?計算式を立てよ。



(考える)


解答
15×1,3×(95−40)/100

解説
 先ほどの問題「肺で酸素と結合したヘモグロビンのうち」という表現と異なり
「ヘモグロビンが結合できる酸素量はヘモグロビン1gあたり『最大』1,3ml」
という表記がある。つまり100%で15×1,3なので、組織に渡した酸素は最大の55%(95−40=55%)なので、
55/100をかける。